ホットリープルコーヒーミルク〔5364〕2017/12/22
2017年12月22日(金)冬晴れ
青く澄み切った空。見事な青空。今日は冬至。一年で一番お日様の出ている時間が短い、冬至。
世界中で、冬至は、ものごとの節目として大切にされている。なんと言うても、今日から昼が成長を始めるのである。明るさが増してゆく。ここからすべてが、始まる。成長してゆく。そんな生命力を象徴するのが、冬至。
善き日、冬至。
昨日今日と、朝はそんなに冷え込んでません。氷点下にはなってない。昨夜は高知市酪農組合の反省会(忘年会)だったので、グッスリと飲ってしまい、今朝は少しお寝坊さん。でも、酪農家OBの大先輩も4名いらっしゃって、とても楽しゅうございました。昨日少し書いた、潮江の野崎さんも来てました。「おまんが生まれるずっと前から、高知牛乳には乳を出しよったきのう」という有難くも光栄なお言葉。
こんな大先輩のお陰で、現在がある、ということをシミジミ実感した冬の夜。そして、一夜明けた冬至の朝。
冬の自由研究第二弾。今朝はですね、リープルとコーヒーだ。
冬至の、やわらかい朝日が差し込む部屋。赤いマグカップにはホットコーヒー牛乳。これはね。まあね。よく飲んだこともある、お馴染みの味。冬の甘いホットコーヒーミルク。カフェオレと呼ぶにはコーヒー牛乳過ぎる、甘い逸品。
そして緑のマグカップ。コーヒー牛乳とリープルのハーフ&ハーフ。レンジで熱々にチンすると、やはり少し凝固して、まだら模様になるホットリープルコーヒーミルクだ。でも、リープルと牛乳ほどは凝固しません。
結論。まあまあ。取り立ててカフェひまわりのメニューに載せるべきかどうかは、皆さんのご意見を聴いてからにしよう。酸味とコーヒーがマイルドに融け合った複雑な風味。温まるのは間違いない。真冬、シビコオル朝には良いかもしれない、ホットリープルコーヒーミルク。
冬の朝。
今、突然思い出しましたが、学生時代に下宿していた東京都中野区上高田。学生時代は全然知らんかったけど、その下宿から南へ40mほどの、垣根を曲がった先が、日本一たき火で有名な場所だった。
童謡「たき火」。その歌詞に謳われた「たき火」をやっていた場所が、今も武蔵野の風情を醸し出しながら残っている。で、そこから垣根の垣根の曲がり角を曲がって北へいった所に、僕は住んでいた。2012年に初めてその事実に気付き、学生の頃の無知に愕然としたことを思い出す。
あの童謡「たき火」、寒い武蔵野の冬の朝を見事に描写してました。
あの歌が作られたのは、なんと、昭和16年12月。太平洋戦争開戦の頃。
ウィキによると、NHKラジオ「幼児の時間」で、12月9日、10日、11日の3日間、流す予定だったのだそう。ところが12月8日に真珠湾攻撃によって戦争が始まった。で、軍当局から「焚き火は敵機の攻撃目標になる」だの「落ち葉は貴重な燃料資源だから焚き火などしてはもったいない」だののクレームが入り、12月11日の放送は戦時番組に切り替えられたんだそう。嘘か本当かは知らんけど。さもしい時代だ。
平和な日本の冬至の朝。
寒い朝、ホットリープルコーヒーミルクで温まり、平和を実感するのも、善き哉善き哉。