物部川、石灰岩層、大量絶滅〔945〕2005/11/16
2005年11月16日(水)快晴!
今朝も快晴。心地の良い朝です。
ひまわり太郎は早朝から南国。物部川の風が冷たく気持ちエイですな。
今年9月1日のにっこりで、南国工場から数百メートル下流の物部川に、なにやら直線的な岩の並びがあることをご紹介しました。今朝は、その岩の所まで下りてみまして、ひまわり太郎の想像が正しいかどうか確かめてみました。
想像は、ここの川に剥き出した岩石群は、野市の三宝山と南国の稲生を結ぶ石灰岩層ではないか、ということ。つまり、ペルム紀末から三畳紀にかけての古い古い地層。で、今朝、この河原に下りてみて確信しました。間違いありません。
ご覧の様に、一つの方向に直線的に割れ目の入った岩石が、川の中から剥き出しております。すべての岩石に、同じ方向の亀裂が入り、その模様も同じ方向に筋になっちゅうがです。つまり、この岩石、古生代末か中生代始め、即ち約2億5000万年前の生物の痕跡だということです。いやいや、悠久の歴史を感じますな。
で、生き物の化石みたいなのがないか、岩石に目を凝らしてみましたが、素人のひまわり太郎にはようわかりません。何やら生き物の痕みたいなのはあるんですが、化石かどうかは判断つきませんでした。う~ん、悔しい。
ペルム紀末には海に住む生物の95%以上が絶滅した「大量絶滅」が起きちょりますが、この岩石、その後の地層なんでしょうか。その大量絶滅で、あの三葉虫も絶滅しちょりますので、これが三畳紀の地層なら三葉虫の化石はありません。もし、ペルム紀の地層であれば、三葉虫を見つける可能性もあるんですが。
皆さん、三葉虫の化石を見た事ございますか?佐川の地質館に展示しちゃありますが、素晴らしいですよ。いつかどこかで三葉虫の化石を見つけるのがひまわり太郎のささやかな夢です。