新大阪、神崎川、江口の君、吹田の街〔928〕2005/10/30
2005年10月30日(日)大阪も快晴でおま
と、言う訳で今朝は大阪。
昨夜はキタで飲んだ後、新大阪の駅前に泊まっちょりました。キタの新地で飲んだのは何年振りでしょうか。ホントに久し振りでございました。
で、今朝は二日酔いの身体を奮い立たせて新大阪から北上、神崎川沿いをたつくりまわって来ました。この川の土手には自転車道みたいなのが整備されちょりまして、朝は本当にたくさんのヒト達が歩いたり走ったり。
写真は、新御堂筋の走る十八条大橋のすぐ東の土手の上から東を眺めたところ。なかなかキレイでしょ?
神崎川と聞いてひまわり太郎が思い出すのは、平安時代末期の「神崎の君」「江口の君」。この淀川水系の神崎川は、土砂が堆積した淀川河口に替わって、大阪湾から京へ上る水運の中心でございました。で、河口部の神崎や、淀川本流と合流する江口には夥しい遊女が集い、日本一の歓楽街となっちょったのであります。
小舟に乗った女郎さんたちが、川を行き来する舟に乗ったおじさんたちをつかまえて夢を与えよったがですね。
昔読んだ吉川英治先生の「新平家物語」に「江口の君」てなのが出て来て、小説に彩りを与えちょったがを思い出しました。
川の向こう側は吹田市。やっぱし同じ平安時代頃から栄えた街やそうです。昨日、飲み屋さんで聞いた話によりますと、吹田はその昔水田(すいた)と書いて、とにかく水の豊富な土地やったそうです。いや、飲みながら聞いたので間違うちょったらすびばせん。で、水がこぢゃんと豊富でキレイやったので、今でも吹田の街の真ん中に大きな大きなアサヒビール様の工場があるがですと。成る程。