石立村、八幡宮、石立城の神田勘助さん〔881〕2005/09/13
2005年9月13日(火)ド快晴!
今朝も素晴らしい快晴です。この空の色を見よりますと、「秋晴れ!」てな感じですな。けんど、今日の高知の予想最高気温は32℃。まだまだ高知の夏は続きます。
さてさて、ここは鏡川、月の瀬橋の上から西の方角を撮影した写真。これから、川縁は一年で一番美しい季節を迎えるがかも知れません。こぢゃんとキレイです。
この、鏡川を挟んで南北に広がる地域は、その昔は土佐郡石立村でした。中世の頃には、この辺りを拠点とした有力な豪族がおったことが判っちょります。向こうに見える新月橋の手前左の森が「石立八幡宮」。
このにっこりでは何度もご紹介しましたね。応神天皇や神功皇后、武内宿禰などを祀る由緒ある古~い神社。
そこから南へ行き、石立十字路を西へ進むと、「能茶山(のうさやま)」という小山があります。今は大きなマンションが建っちゅう山。土佐藩御用達の焼き物を作った竃があったことで有名。この山の東端に、石立城址があります。石立城は、戦国の世、本山氏に属した神田勘助さんの居城。長宗我部氏と本山氏の、土佐の覇権争い決勝戦で、元親に攻められて本山氏の本拠朝倉城へ逃げました。
その後、この石立城は、長宗我部元親の家臣が守ることになりました。
この写真の、新月橋の向こう、マンションとマンションの間にちょびっと見える小高い山。これが本山氏の本拠「朝倉城」の山。この界隈で、戦国末期、熾烈な覇権争いがあった訳ですな。今、走って行けば朝のジョギングコースくらいの範囲に、英雄がひしめき合うちょったがです。
真っ青な空の下でいろいろと想像を巡らして、感慨にひたってしまいました。