荷物新幹線と貨物新幹線〔8275〕2025/12/11
2025年12月11日(木)薄曇り
JR四国がハイブリッド気動車を開発し、この12月に2編成4両が完成する予定、というのは知ってました。完成はいつかな、いつかな、と昨日の朝もそんなネット記事を探しておったんですね。するとどうでしょう。昨日の夕方、完成したというニュースが流れました。3600系ハイブリッド気動車。量産先行車。この話は、改めて書きますね。
今朝は貨物新幹線の話。
昨日、JR東日本が、2026年3月23日より日本初の「荷物新幹線」を運行する、というニュースをリリースしました。やっと動き始めたね、新幹線貨物。
リリースによりますれば、E3系新幹線1編成7両を荷物車に改造し、盛岡新幹線車両センターと東京新幹線車両センターの間で運行する、とのこと。「やまびこ」に連結して走行するので、旅客区間は運転手さんは1人だ。
これ、国鉄の「マニ36形」を思い出すよね。国鉄時代、汽車に荷物車が連結されてたのを覚えてますでしょうか。郵便車は「ユニ」で、普通荷物車で多かったのが「マニ」。「マニ36形」は、荷物輸送の増加に対応する為、普通2等車を改造して荷物専用車としたもの。今回はE3系の客車を改造して荷物車にした訳で、発想としては同じやねー。興味ないですか?
「貨物車」ではなくて「荷物車」なのは、カゴ台車をフラットな車内に積み込む、というものだから。荷役をかなり自動化するみたいやけど、基本、カゴ台車を通常の乗降口で積み降ろしする訳で、手作業で荷物の積み降ろしをしていた「マニ」と似たようなもの。
まあ、第一歩でしょう。新幹線で荷物を運ぶ、という発想は、正しい。高度成長期、様々な鉄道輸送技術が開発されいったように、これからは新幹線輸送の技術革新に投資をすべきだと思う。
考え方としては、客車新幹線に貨物新幹線を連結するのはいいと思う。そして貨物新幹線は、新幹線のスピードに耐えられるコンテナ車であるべきで、それが実現したときに、日本の物流は劇的に変わるんではないか、と妄想してます。
僕は考える。まずは東海道新幹線だ。リニア中央新幹線が開業したら、東海道新幹線に余裕ができます。その余裕を、貨物新幹線に振り向ける訳で、東京大阪間の物流に大変革をもたらすこと間違いなし。なんか、東京と大阪をコンベアで結ぶ物流の検討が始まっておるみたいやけど、僕は貨物新幹線推し。
圧倒的人口減少社会で、新幹線も、現在の旅客輸送だけに頼っていては「乗って残そう〇〇新幹線」みたいなことになりかねません。労働者不足の中で、大量で高速の輸送を実現する貨物新幹線は地球環境にもやさしい切り札だと、いつものように妄想しています。
ともあれ、こういう試みは第一歩。僕は歓迎します。そして、次だ。次へ行こう!
