鏡川、縄手町、旭町界隈〔819〕2005/07/13
2005年7月13日(水)晴れ
今朝は青空が広がる高知県地方です。鏡川上流の、高知市の水瓶である鏡ダムの貯水量は危機を脱し、今朝方はダムから放流中の表示が出ちょりました。その表示がある大きな電光掲示板は、新月橋と紅葉橋の間の南岸にあります。その前の鏡川には緩やかな傾斜の堰がありまして、休日には子供たちが生き物を捕まえたりして遊ぶ場所です。その北岸がここ。土手の右側に鏡川の美しい流れが見えます。左手は、昨年の冬まで大きな工場があった縄手町。今は広大な空き地になっちょりますが、手前はマンションや住宅、向こう側はスーパーになるそうで、工事が始まりつつある気配ですね。
縄手町の東には玉水町。我々は小さい頃から「ゴチョーメ」と呼んで、大人の香りのする町でした。ここの北側は「旭町」。戦争で焼け残った町ですので、今でも小さな路地が迷路になっちょりまして、ふしぎなふしぎな雰囲気を持った町です。この、電車通りを挟んだ旭の町並みは記憶に残しておきたい高知の情景です。
この空き地の北、電車通りまでの路地に「名画座」という映画館がありました。子供の頃、姉に連れられてビートルズの映画を見に来たことを突然思い出しました。南与力町の家から電車通りに出て、大橋通から電車に乗ってやって来ました。
その頃、映画と言えばゴジラシリーズか東映まんがまつりくらいしか見た事になかったひまわり太郎が、この大人の町旭の「名画座」でビートルズを観たことはかなりのインパクトでございました。