南国工場前の田んぼ〔818〕2005/07/12
2005年7月12日(火)曇り
今朝は南国工場。トウから来ちょります。南国市物部(ものべ)に所在しちょりまして、東に清流物部川が流れよります。高知市中心部から約14km。昨日は、ここから市内の家まで走って帰りましたが、雨ではなかったにもかかわらず汗でビショビショになってしまいました。湿気があるんですね、空気に。
南国市は高知の穀倉地帯。この平野は、今、徐々に頭を垂れ始めた稲穂がいっぱいです。そんな中を走ると、稲の香りとカエルの鳴き声、農家からこぼれてくる夕食の匂いなどが相まって、何となく懐かしい心持ちがしてきます。突然漂ってくるオシロイバナの甘酸っぱい香りもエイですね。
そういった訳で、ひまわり太郎は、国道ではなくて田んぼの中の小径を走るのが好きです。くねくねの細い道を走りよりますと、神様を祀った祠が突然現れたりして面白いですよ。ここは、県下最大の弥生遺跡「田村遺跡」からも近く、北西には国分寺もあったりすることから、大昔からヒトが住み着いて文化的営みをしよったことが類推されます。で、祠や小さな神社がたくさんあるんですな。
ここは南国工場の前の田んぼ。向こうに見える青い屋根がひまわり乳業南国工場の物流センターでございます。土佐くろしお鉄道の高架も見えちょりますね。
今朝の時点では、稲もご覧の頭の垂れ具合。これが黄金色に変わるといよいよ稲刈りですね。
ところで「新米」というのは、収穫して翌年の10月31日までの米を言うがやそうですね。7月に収穫される高知の米も、翌年の10月31日までが「新米」で、11月1日から「古米」。一年と数ヶ月「新米」というのもちくと不思議ですな。