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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

吸い込まれそうだね〔8045〕2025/04/25

吸い込まれそうだね

2025年4月25日(金)薄曇り

高知新聞、第4金曜日掲載の特集「時代の旅人」。今日取り上げられてたのは、高知市出身の洋画家、石川寅治さんでした。生誕150年なんだそう。いや、絵画とか画家とかに詳しい訳ではなく、名前くらいしか知らんかった石川寅治さんやけど、こんな絵描いてたんですねー。

 

1875年高知市に生まれ育ち、89歳で亡くなるまで、たくさんの作品を残した石川寅治さん。画家を志して16歳で上京、赤貧の苦労の中で努力を積み重ねて大家への道を歩んで行ったと言います。

高知新聞は、1963年、88歳になった石川寅治さんを取材してます。

「抽象画が全盛を極めているが、これもある時期の現象だと思う。私はあくまで具象だが、抽象を否定するものではない。絵というものに法則や様式はないのだから。”感激”があればそれを描く。ただ感激をそのまま絵に表すにはやはり技術がいる、勉強がいるのだ。」

なるほど。そういうことやね。

 

代表作のひとつに「金魚」という作品があって、アメリカ、フランス留学によって学んできた光の使い方とかがなかなか素晴らしいものになってます。そして、この写真の絵。「昭和のキャバレー王」と呼ばれた福富太郎さんのコレクション「高知城を望む」。いや、これはなかなか、すごい。

五台山の見国嶺から描いた高知の城下。現在の弘化台がある界隈の風景は、特に貴重だ。明治44年の高知市の風景。この時代の高知市の写真ってあんまし無いので、写実主義の洋画家さんが描いてくれたのは嬉しいねー。

かの、地震学者の岡村真さんのコメントが載っておりまして、「いやあすごい、こんな絵があるのか」とおっしゃっておられます。そう。地形、地学に興味がある人なら、そういう反応になるでしょう。

丸山台のありよう、手前の白鷺洲、厳島などなど。いや、こんな感じやったんですな。恐らくは潮が引いた時の風景やけど、それにしてもね。ここでマテ貝とかシジミとか、いっぱい採れたんでしょうねー。

鏡川の自然の流れ、チャートの岩場、稲荷新地、潮江の自然堤防などなど。あの、丸山台の成り立ちについては以前書いたけど、この絵画の風景を見ながらその成り立ちを読むと、一層面白いと思います。僕も思いました。

こんな絵があるのか。

高知新聞さん、そして「時代の旅人」担当者さん、Good Job!


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