嚥下食EXPO2025〔8005〕2025/03/16

2025年3月16日(日)小雨
今日は兵庫県尼崎市に来てます。昨日の最終便の飛行機で東京から帰高し、今朝早朝、会社で用事を済ませてから6時に出発、車でやって来ました。僕もまだまだ元気やね。
本日やって来たのはこれ。
「NPO法人摂食嚥下食問題を考える会」という団体さんの主催で、今回で3回目なんだそう。実は昨年もお誘い頂き、「とろみひまわりミルク」と「とろみひまわりコーヒー」の商品提供だけだせて頂いたんですが、今年は満を持して、「とろみひまわりミルク」でブース出展してみたのでした。ブースと申しましてもテーブル一つ分ですが、こんな感じで展示し、弊社のとろみ商品の紹介をさせて頂いております。定員60名で募集したところ、あっという間に満席になり、急遽増やして110名の参加者で賑わってます。
このにっこりひまわりでも、幾度か、高齢化社会の中での誤嚥問題を書いてきました。もちろん。高齢者が亡くなる場合の直接の原因が「誤嚥性肺炎」であることが多い、という問題も、あります。今一度、どんなメカニズムで誤嚥がおきてしまうのか、簡単に説明しましょう。
口から入った空気は、食道のところの「弁」の開閉で、肺へと導かれていきます。同じように口から入った食べ物や飲み物は、食道の「弁」の開閉で、胃の方へと導かれる。高齢化や、なんらかの障害によって、その「弁」のところの筋力が落ちると、その開閉スピードが落ちてしまい、本来胃の方へと導かれていかなければならない飲み物や食べ物が間違って肺に入ってします。これが、誤嚥。「ゴホゴホ」と咳き込んで呼吸困難になったりします。そしてそれが簡単に肺炎を引き起こしてしまう。それが「誤嚥性肺炎」。
サラサラした飲み物の場合、食道を落ちていくスピードが速いので、特に問題となります。弁の開閉が間に合わない。そこで、飲み物に「とろみ」をつけることで落下スピードを遅くし、「弁」の開閉が遅くなってみ間に合うようにする。こういう仕組み。
近年、嚥下障害への対策も、かなり講じられるようには、なってきました。そこに「介護」という視点は、もちろんありました。しかし、どうしても「楽しさ」や「美味しさ」といった、人生にとって実は大変大切な視点が後回しになってきた感は、否めない。
そんな現状を打破し、嚥下に難があっても、楽しく美味しく人生を過ごしたい、といった思い開催されるようになったと思われるのが、「嚥下食EXPO」。
これはもう、弊社が「とろみひまわりミルク」を開発した理念にピタリ。少しでも多くの、嚥下食に関心がある方に知っていただきたい、ということで、やって来ました。
いろいろあるねー、嚥下関連商品。美味しそうなものもたくさん。試食もしたけど、どれも美味しかったです。世の中、確実にそっちの方向へ動いてますな。間違いない。弊社もがんばらなくっちゃ。