築地の12年と13年〔8004〕2025/03/15

2025年3月15日(土)晴れ
そんな訳で、東京。業界の会合でやって来ました。
昨日の飛行機は、東京からの到着が遅れた為に出発が45分遅延。更に、羽田空港へ着陸してる途中で、先行の着陸機がバードストライクだとかで滑走路閉鎖となり、急遽再上昇して北関東の方をぐるりと回ってきて、着陸。1時間以上の遅れとなってしまい、会議にも遅刻してしまいました。まあ、仕方ないねー。それにしても羽田空港の混雑は、なんとかならんもんだろうか、と、いつも思ったりします。今度は鉄道で来ようかな。
昨夜は品川近くに泊まってたので、今朝も5時に起き出して走ってきました。東京は夜明けが早いねー。
で、ここは築地。かつて、築地市場があった場所。こんな感じの更地となって、もう何年でしょうか。昨年、この土地の再開発計画が発表されたね。高知の田舎者からは想像できんような、大規模再開発が計画されてます。こんな感じで。
2025年度着工で、2038年度までの全面開業を目指すんだって。途中、南海トラフ大地震が発生する確率がかなり高いけど、どうなんでしょうか。
などと水を差してはいけません。計画では、5万人収容の全天候型多機能型スタジアムを中心に、商業施設やホテルやオフィス棟が林立する、といった内容になってて、市場跡地の壁にも、夢のような完成位予想図が描かれてました。なるほどねー。東京は、すごいね。読売巨人軍は、本拠を、老朽化した東京ドームからこちらに移転するんですな、たぶん。
僕が築地にハマったきっかけは、2013年1月の朝RUN。月島、佃島、勝鬨橋といった下町を走って築地場外を通りかかっていて、ホルモン煮の素敵な香りに絡め取られてしまったのでした。もちろん事前知識もなく、偶然通りがかった「きつね屋」という小さなホルモン丼のお店。
爾来12年。何度、そのホルモン丼目当てに朝RUNを敢行したことか。で、市場が豊洲に移転しても、場外は残り、「きつね屋」さんも残ったのでした。
しかし。近年の「きつね屋」人気は凄まじい。6時半開店やけど、今朝、6時10分くらいに通りかかったときには、もうかなりの行列ができてて、開店を待ってました。並ぶのが苦手な高知県人、これでは無理だ。諦めて、地下鉄に乗ってホテルに帰ったのでした。
2038年というと、13年後か。築地場外は、その頃にはどんなになっているんだろう。「きつね屋」さんも、どうなっているんだろう。そして再開発の中で、昭和の雰囲気を色濃く残しているが故に多くの観光客を集める場外の風景は、どうなっているんだろう。
僕が築地にハマって12年。市場はなくなっても変わらない場外の風景。さあ、今から同じ時間が過ぎた後も変わらずに残っているんだろうか。そんなことを思った、ホルモン丼を食べ損ねた朝。