フクちゃんはスピンオフ〔7955〕2025/01/25

2025年1月25日(土)晴れ!
今日明日、高知中央公園で、「こうち畜産物フェア」やってます。こんな感じで、土佐あかうしとかはちきん地鶏とか、高知自慢の畜産物が食べられ、その上に高知自慢のクラフトビールも楽しめる、というイベント。これは行かなくっちゃ。行くしかない。
今朝、会社で少し仕事を片付けてから、一旦車を置きに家へ帰ります。その途中、某スタバで書いているのが、今日のにっこり。土曜日の朝のスタバ。みんな寛いでるねー。
1936年(昭和11年)1月25日、つまり89年前の今日、東京朝日新聞で連載が始まった4コマ漫画が「江戸っ子健ちゃん」。その「江戸っ子健ちゃん」の脇役として登場したのが、角帽を冠った下駄履きの少年、フクちゃんなんだそう。
フクちゃん、主人公の健ちゃんよりも人気が出てしまい、いつしかフクちゃんが主人公になり、題名も変遷を経て「フクちゃん」に。そう。我らが横山隆一先生の代表作「フクちゃん」は、「江戸っ子健ちゃん」のスピンオフ作品だったのでした。知ってました?
そもそも、脇役だったものが主人公になってしまう作品のことを「スピンオフ」と呼ぶことも知らなかった僕。世の中知らないことだらけ。そんな作品、結構ありますよね。
僕がすぐに思いつくのは「クレヨンしんちゃん」でしょうか。週刊アクションで、「だらくやストア物語」としてスタートした漫画やけど、それに登場する破天荒な子供が人気を博し、「クレヨンしんちゃん」としてスタート、大ブレークを果たしたと記憶します。
あとは何でしょうかねー。
「宇宙猿人ゴリ」が、途中から「スペクトルマン」になったけど、あれは、最初の主人公が悪役の「ゴリ」だった訳でもないので、スピンオフとは言わんか。悪役の方を題名につける、という画期的な試みは、結局正義の味方に負けてしまったのでした。
横山隆一先生は、高知出身の漫画家の嚆矢。やなせたかしさんとかは、その後輩になっていく訳で、横山先生の果たした功績は、大きい。
高知市文化施設「かるぽーと」には「横山隆一記念まんが館」があるけど、しばらく行ってないねー。鎌倉の仕事部屋を再現したりしてて、なかなか充実した展示だったと記憶します。また、行ってみなくちゃ。
横山隆一先生が生まれたのは明治42年。堺町。通った小学校は高知私立第一小学校。幼少期のことは、ここに詳しく書きました。
今、高知は、朝ドラ「あんぱん」に向けて盛り上がりつつあり、弊社ももうすぐ、ある商品を発売します。楽しみ楽しみ。やなせたかしさんも、横山隆一さんも、描くキャラクターがやさしいねー。
そんなフクちゃんは、89年前に始まった4コマ漫画から生まれたスピンオフキャラクター。
スタバの落ち着いた店内の壁。ご了解いただいて、撮影しました。フクちゃんのやさしいキャラクターが、よく似合う。