30年はアッという間〔7947〕2025/01/17
2025年1月17日(金)晴れ!
30年か。ついこないだのような気がするのに、もう、30年。阪神淡路大震災が起きたのは、30年前の今日の朝。当時、弊社の本社は高知市内の与力町にあって、こないだも書いたように、会社のテレビで朝6時からの情報番組を見たのでした。まだ詳しい情報が入っておらず、大地震が起きたことは伝えてたけど、どうしていいかわからずに、通常のように番組を進行していたのをよく覚えてます。
そして時間の経過とともに、そんなことやってる場合ではない、凄まじい被災の状況が明らかになっていった、あの日の朝。
何かできることはないか、ということで、確か震災の2~3日後だったと思うけど、当時弊社が充填していた瓶入りのミネラルウォーターを2トン車に満載して岡山まで運びました。まだまだ交通は制限され、神戸まで行くのは難しかったので、救援物資の取りまとめをやってくれていた岡山の団体のところまで運んだ訳です。
これ、全部民間でやってた話で、あの当時、よくぞそういう救援の仕組みを民間が早急に構築して機能していたものだと感心します。そういった民間、ボランティアをうまく機能させ、邪魔をしないのが行政の仕事であるな、などと最近思ったりします。
今朝の高知新聞は、「ガザ停戦合意」という大きなニュースが一面トップ。それは仕方ないね。で、その横に「阪神大震災きょう30年」の記事。そして阪神淡路大震災関連の記事がたくさん盛り込まれた今日の高新。「こうちワイド」面には、「被災兄弟 高知でパン職人に」という記事が。
震災当時、西宮市でパン屋の店長をされてた松岡さん。体調を崩し、実家のある高知市内へ、家族と一緒に引越したとのこと。奥様と、当時10歳、7歳の息子さんと、4歳の娘さん。当時、高知新聞が取材してますね。で、高知市でパン屋さん「リンデン」を開業して人気店となり、長男がお店を継ぎ、次男さんが2019年に大津で「チタパン」を開業。
あの美味しいパンには、そんな物語が詰まっていたのでした。僕が特に好きなのはこしあんのあんぱんと、カレーパン。他のも本当に美味しいので、まだ食べたことない方は、ぜひ。ああ、今日にもまた食べたくなってしまった。行こう。
そんな訳で30年。今後30年で、南海トラフ大地震が発生する確率は80%。
30年はアッという間。