高知の街の「再開発」〔7946〕2025/01/16
2025年1月16日(木)晴れ!
そんな訳で、高知。昨日夕刻の飛行機で帰ってきました。平日夕刻の高知行き、空いてましたねー。一昨日の高知から羽田行きは満席やったけど。
さて。昨日、泉岳寺駅前界隈の巨大再開発事業のこと、書きました。とにかくすごいね。JR東日本がディベロッパーで、高層巨大オフィスビルやホテルがどんどんと立ち上がる風景。その新しい街は、「TAKANAWA GATEWAY CITY」なんだって。
で、このページによると、そのビル群には「高層緑化様式」が取り入れられ、最近流行りの、というか、文化発信も含めた新しい街といったコンセプトで建てられているとのこと。なるほどねー。流石に、東京各所の都市再開発が進行してるので、成功する為には色んな工夫、個性が必要、という訳だ。
そんな「個性」を目指すが故に、逆にどれも同じような「金太郎飴」になってしまったりして。いや、田舎者のたわごとです。
昨日から、高知での「再開発」ってどこにあっただろう、などと考えてました。バイパスなどの道路開通、そして市街化調整区域が外されての風景の激変、といった事例にはこと欠かない高知。土佐道路とか、イオン界隈とかね。御座とかの変わりようも、すごい。でも、これらの例は「開発」であり「再開発」では、ない。
再開発の事例ってどこかあったっけ、と考えて思い至ったのが、ここだ。高知駅北側。
この写真は、この十字の場所から東方向を撮影。現在の航空写真がこれで、1970年代の航空写真が、これ。
ここには国鉄の用地があり、車庫や線路、そして官舎のような建物が並んでました。昔、その脇を歩いて中学校へ登校したことがあるので、当時の風景はよく覚えてます。
高知駅の高架事業に伴い、この周辺はまさに「再開発」が行われました。区画が整理され、「駅裏」だった当時に比べたら「街」に変貌を遂げたのは、間違いない。
とは言え、まあ、こんな感じだ。「高層緑化様式」もクソもない、高知らしい低層ビルやドラッグストア、カフェ。
そしてここ以外には、なかなか「再開発」って思い浮かびませんな。
バブルの頃、住宅密集地であった「ひろめ屋敷」を再開発してシティホテルを建て、あの界隈を「再開発」しようという動きは、ありました。バブルが崩壊して途中で頓挫したけど、おかげで今は「ひろめ市場」が大人気になっており、それはそれで実に高知らしい「再開発」だったのかも、知れませんな。
旧追手前小学校西敷地に巨大な模様が描かれた、と、高知新聞で記事になるくらい平和な高知も、僕は好きです。