地震と噴火の島に暮らす〔7943〕2025/01/13
2025年1月13日(月)晴れ!
今日が成人の日なんですね。僕は、昨日が成人の日で今日はその代休と思い込んでました。まあ、どうでもいいですが。だって成人の日と言えば1月15日だもの。僕らの世代にとっては。当時僕は東京都中野区に住んでて、中野サンプラザで成人式だったけど、行きませんでした。ゲストが水野晴郎さんだったことだけ、覚えてます。どうでもいいですが。
さて。このところ、新聞でも、阪神淡路大震災に関する記事が増えてきました。この17日で、あの大地震から30年。そうか。もうそんなになるのか。30年。あちこちで火災が発生し、高速道路やビルが倒壊している映像は衝撃的でした。朝6時のワイド番組とかは、地震の速報を出しつつも、通常の番組やってたのが印象的でした。すごいことが起きているらしいけど、あまりにも情報がなくて、ただ戸惑うだけだった最初の1時間を、よく覚えています。
あれから、東日本大震災を始めとして、いくつもの地震が発生しました。記憶に新しいところでは1年前の能登地震。日本列島は、いつどこで大地震が発生してもおかしくない列島。そして火山の大噴火も。
このにっこりでは幾度か書いてきたように、直近でも7300年前に、鬼界カルデラの巨大噴火で南九州の縄文文化が壊滅、薩摩半島と大隅半島は火砕流に覆い尽くされたといいます。9万年前の阿蘇山大噴火は火砕流が瀬戸内海を超え、山口県まで達しています。今、九州でそのような巨大噴火が発生したら、死者は1200万人という試算もあることを、皆さんご存知でしょうか。そしてそのような大噴火、過去の日本列島では何度も何度も起きている、という事実。
南海トラフ大地震の死者想定が33万人で、それも凄まじいけど、地球の恐ろしさは計り知れない。
昨日の1月12日は、桜島大正噴火が始まった日。111年前、大正3年1月12日から始まった桜島の噴火は、こんな感じ。すごい噴煙ですね。
明治期の地図がこれで、現在の地図と見比べると、大正大噴火で桜島と大隅半島がつながってしまったことが、わかります。これもこれですごい噴火。ですが、長い日本列島の歴史の中ではありふれたもの。もっと凄まじいことが幾度も幾度も幾度も幾度も日本列島で起きていることは、覚えておきたいよね。
写真は、今朝の野市、上岡八幡宮さんの地震碑。安政南海地震で、津波がこの西の物部川まで押し寄せてきたことを刻み、後世への戒めとした碑。
そんな碑が、どうやら倒れたみたいで、このように補強されてました。いつ何が起きるかわからない、そんな島で暮らす僕らは、いつも身構え、備えておかなくてはならないのでした。