被災した鉄道は〔8366〕2026/03/12
2026年3月12日(木)晴れ
東日本大震災では、JR東日本などの多くの路線が被災し、不通となりました。JR仙石線やJR石巻線は2015年に再開し、気仙沼線、大船渡線はBRTへ移管。
BRTは、既存の鉄道跡を利用した専用線にバスを走らせるという方式で、鉄道としての復旧には1100億円かかるのが300億円ですみ、しかも工期が短くなるということで採用されました。住民の大切な足であったので、早期の復旧が望まれたこともあり、この決断は仕方なかったと言えましょう。被災の状況も町によって違う為、BRTの方が柔軟に対応できた、というメリットもありました。BRT導入成功事例と言えるかも知れません。とは言え、他の地域で安易にBRTを採用するのは危険だと僕は思ってます。
さて、東日本大震災で不通になっていた鉄道で、最後まで全通しなかったのが常磐線。理由はもちろん原発事故。常磐線で最後に再開したのが浪江駅ー富岡駅間。そう。その海岸部には福島第一原子力発電所があります。再開できたのが2020年3月13日。大震災から9年後。その再開により、やっと常磐線が全通、品川駅・上野駅ー仙台駅間の直通特急が走るようになったのでした。9年。長いねー。
AI君によると、「避難指示の解除と復興の進展」「除染・復旧工事の完了」「放射性物質の自然減衰」などがあって、再開できたとのこと。
この復旧工事に際し、双葉駅と大野駅の間が単線化されてます。まさに、原発に一番近い区間。単線にした理由もAI君に尋ねてみたら、「復旧・再開にあたって線路の維持・管理コストを削減し、運行本数が少ない状況に合わせて効率的な運行体制を築くため」との回答。あと、災害復旧のコスト削減もあったんでしょうか。
単線にすると列車のすれ違いができなくなり、また、信号などの設置が必要となります。便数が少なくなり、すれ違いの必要性が減ったということもあるでしょうか。
維持管理コストの削減、とあるけど、これにも注意が必要。単線になると、複線区間の2倍、列車が通る訳で、その分、維持管理コストがかかるから。なので複線とあんまし変わらない、とも言われてます。
ともあで、9年かかって全通した常磐線。大震災4ヶ月後にお邪魔した南相馬の松永牛乳松永社長さん、東京から帰るのに、東北新幹線で仙台へ行き、そこから常磐線の上りで原ノ町まで戻ったりしてたけど、今は常磐線を使っているのでしょうか。
昨日は大震災から15年目、ということで様々な特集がメディア各社で組まれてました。まだまだ復興には遠い被災地の姿が、改めて浮き彫りになった15年目。
そして南海トラフ地震をひかえる僕らも、他人事ではありません。
