大雪と物流と商品開発〔7940〕2025/01/10
2025年1月10日(金)晴れ
そんな訳で、昨日は通れた高知自動車道は、昨夜から「予防的通行止め」。そして頼りにしていた国道32号線も、阿波池田と小歩危の間が通行止め。やられました。
早朝から弊社の物流担当者は、バタバタバタバタと対策対応に追われております。四国の高速道路は、雪が降ると「通行止め」になってしまうのが辛いね。僕らのような、広域に日配品を運ぶ製造業者にとってみれば、なんで「冬タイヤ規制」にしないのかと思ってしまうけど、どうやら雪道に慣れていない四国でそうすると、重大事故が発生してしまう恐れがあるからみたいです、
ともあれ、早く通れるようになって欲しいところ。関西への荷物は、今朝は数時間遅れで室戸廻りで運ぶことになりそう。姫路方面をどうするかが、これからの課題。さあ、頑張らなくっちゃ。
写真は、今朝7時現在の、道路交通情報センターの地図。黒い部分が通行止め。国道32号線、定点カメラで見てもなかなかの積雪で、この低温で凍結もしてるでしょうから、まだ通れるようになるにはしばらく時間がかかりそう。高知自動車道の定点カメラは、どういう訳か「試験調整中です しばらくお待ちください」になってます。雪の影響でしょうか。
高知自動車道が瀬戸内方面とつながったのは平成4年、1992年のこと。今から23年前。その頃、既に香川県の量販店との取引は始まってて、それまでは国道32号線を走って納品してました。特売の際なんかは、僕も2トン車で走ったことでした。高速道路の開通により、劇的に物流が変化。同じ頃瀬戸大橋も開通したので、高知と本州の距離が圧倒的に近くなったのでした。
それから、流通事情が激変したのはご承知の通り。本州からの商品が高知へも簡単に届くようになり、それまで独立国のようであった高知県にもたくさんの黒船が襲来。で、僕らは逆に、本州方面への販路開拓を進めていくことになる。その際、「ひまわり乳業の強み」って何だろう、と見つめ直すきっかけになったのは大きかったですね。現在、弊社ならではの青汁「菜食健美」や、「乳しぼりをした日がわかる低温殺菌牛乳」が、本州方面へ運ぶメインの商品になっているのは、その頃に、弊社の強みが「生産者さんとの関係、距離の近さ」にある、ということを認識して、商品開発と販路拡大に努めた結果だと思ってます。
そんな訳で、本州も近くなった訳ですが、大雪とか台風の際には、いつもバタバタひやひやするのでした。今日も、安全最優先ではありますが、みんなで頑張りましょう。