東部自動車道の16年と8年〔7916〕2024/12/17
2024年12月17日(火)晴れ!
こないだの高知新聞に、高知東部自動車道南国安芸道路の、高知龍馬空港インターチェンジと香南のいちインターチェンジの間、3.5kmが、来年3月15日に開通する、との記事が掲載。そうか。開通するのか。
既に、空港インターは高知自動車道とつながり、香南のいちインターと芸西の間は開通してて、この、物部川を渡る区間だけがまだでした。そこが、来年つながるというニュースね。
思えば。最初に、ここを自動車専用道路が通ることを知ったのは2008年のこと。物部川の土手に「高知東部自動車道」と書かれた立札を見つけました。もう、16年も前。そして工事が始まったのはその8年後、2016年5月でした。その自動車道が上岡八幡宮さんの真ん前を通ることを知ったのは、その時。立てられた赤い旗が、ここに道路ができることを教えてくれてました。そのすぐ後、工事用の取り付け道路ができ、工事が始まる。
上岡八幡宮の参道にあった、戦争の爆撃で破壊された鳥居が道路にひっかかることになり、結局移動して保存されることになりました。
工事から2年後は、こんな感じ。道路の土盛り工事が進み、戦争遺跡は移動。八幡様の前に広がっていた田園風景は、土盛りで遮られてしましました。
そうこうしている間に、東部自動車道は高知自動車道と直結。しかし、東部自動車道から走ると高知インターで降りられない、ということが判明して、最初はかなり混乱しました。僕も、うっかり高知インターまで行ってしまい、南国インターまで往復してきたこと、あります。
昨年秋には、戦争遺跡の整備も終わり、あとは道路が開通するのを待つばかり、となって、そしていよいよ開通を迎えるのでした。
物部川の土手に立札が立ってから16年。工事が始まってから8年。結構かかったねー。これで県東部が活性化するのかどうなのかは難しいところやと僕は思っておるけど、防災面では良かったのかも知れません。ただ、この道路が安芸までつながるのはまだまだ先のこと。工事はやりゆうが。
この道を自動車が走り始める前に、撮影してきました。
ストリートビューでも見れますね。工事が始まる前、2014年の風景は、これ。2021年3月がこれで、2022年5月がこれで、2023年2月が、これ。
風景は変わり、社会は変わる。ここを自動車が走り始めたら、また、全然違う風景、空気になるんだと思います。今は束の間の、静けさ。