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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

神田川、吉野川、潮江用水〔7894〕2024/11/25

神田川、吉野川、潮江用水

2024年11月25日(月)晴れ!

今朝は、この十字の場所から東向いて撮影。この川は神田川(こうだがわ)で、向こうの建物が神田ポンプ場。川の中に堰が見えますよね。あそこで神田川の水は取水され、潮江用水となって東へと流れゆきます。途中、吉野川の下をサイフォンで潜り抜けながら。

 

この右手の畑。かつて、神田川はここで右へと曲がり、くねくねと蛇行してました。現在の地理院地図がこれで、今昔マップで見た昭和初期が、これ。こんな感じでくねくねしてた、神田川。

見比べてみるとわかるけど、その当時の潮江用水の取水場は、ここでした。この十字の場所。神田川から取水する潮江用水。

その後、この神田川に直線化工事が施され、流路が直線となって、この右手の旧河道は畑などになりました。

すると、それまでの潮江用水の取水場は南嶺から流れてくる小川、吉野川の取水場ということになる。それでは潮江用水に供するほどの水量が確保できない。そこで。

今朝のこの写真地点、つまり神田川の旧河道と新河道の分岐のところに取水場を設け、東へと流れる用水は、旧神田川の取水地点、つまり神田川直線化工事によって吉野川になってしまった取水地点で、吉野川の下をサイフォン原理で潜り抜け、天神様の境内を通って潮江へと流れ、広大な潮江の田畑を潤すこととなった、という歴史。

いや、これはどこかに書いてあったのではなくて、僕が、かつての地図とか現在の取水やサイフォンの状況を見て、以前考えたこと。まあ、そんなに間違ってはいないと思います。地図の変遷でわかる、先人の想い。

 

この右手の畑見てもわかるけど、結構広い川だったと思われる神田川。高知市神田は、その地名からも想像できるように豊かな水田があった地帯。その水田地帯を支えていたのが神田川。その本流の源は、針木の山でしょうか。新高梨の聖地、針木の山。そして南嶺から北流してくる流れを集め、神田の田畑を潤し、ついでに潮江の田畑まで潤しながら鏡川に流れ込む神田川。「こうだがわ」と入力して変換しても出てこないので「かんだがわ」と入力し、変換したら神田川。

 

河道跡の畑の畝筋が、旧神田川の川の流れみたいで美しい。なんでもない風景に残る、先人の知恵と努力の結晶。


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