瀬戸川渓谷〔7893〕2024/11/24
2024年11月24日(日)晴れ!
秋深し。と、申しますか、こないだまで暑い日が続いたのに突然冬になってきた感じ。秋はどこへ行ったんだろう。そんな訳で、秋を探しにやって来ました。瀬戸川渓谷。知ってますか?瀬戸川渓谷。
近年、高知県の紅葉の名所をネット検索すると、必ず上位にランクインするのが瀬戸川渓谷。僕の記憶では、以前は、聞いたことなかったです。いや、知る人ぞ知るだったのかも知れませんが、少なくとも若い頃の僕は知りませんでした。
僕が若い頃から、べふ峡とかは有名でした。あの頃有名で最近聞かなくなった紅葉の名所ってどこだろう。すぐ思い浮かんだのが中追渓谷。かつて観光地として開発され、高知市から近いこともあって、結構人気だった中追渓谷。確か、大雨の洪水によって渓谷がやられてしまい、それから復活ができなかったのではなかったかと記憶します。間違ってたらごめんなさい。
現在は、廃墟と紅葉のコラボ、とか言いまして、マニアには人気があるようですねー。
西熊渓谷、というのも聞かんなりました。大栃から上韮生川沿いをどんどんと遡上し、三嶺の登山口近くにある紅葉の名所。今も、かつての売店の跡とかが残ってて、人気の紅葉スポットだったことが偲ばれます。もちろん今も綺麗なんですが、なかなか道路もなかなかで、なかなかなんでございます。
高知県内で、この数十年で、名所・観光地が随分と変遷してきました。筆山のお花見は衰退し、堀川が人気になりました。ひろめ市場といった場所が観光客の人気を集め、三宝山の遊園地はなくなった。これからも、人気のスポットというのはどんどんと変遷していくんでしょうねー。
瀬戸川渓谷。国道194号線の方からも、大杉の方からも行けるけど、どっちからも結構遠い、瀬戸川渓谷。こんな山間地やけど、大昔から人々の暮らしがありました。織豊期の地検帳によると、瀬戸名では麦、豆、蕎麦、小豆、稗、芋が栽培されてました。江戸時代になると瀬戸村の石茸山は御留山で、吉野川を使い阿波に材木が運ばれてたとのことで、山がお金になっていた時代もあったのでしょうか。
さてさて。瀬戸川渓谷。これから売り出し整備中、てな感じですね。渓谷は美しく、遊歩道はとても気持ちいい。ただ、紅葉はというと、これからでしょうねー。数年後にはかなり美しいのかも、知れません。
今朝は、まだ時間が早かったこともあり、観光客は僕らだけ。誰もいない瀬戸川渓谷を、静かに静かに楽しんできた、日曜日。