名前と愛称とE電の悲劇〔7862〕2024/10/24
2024年10月24日(木)晴れ!
迂闊にも、すっかり忘れてました。これ。県営渡船の「命名&配色コンテスト」。来年7月から運行される県営渡船の新造船の名前と配色をみんなで考えよう、と言う企画。なんせ、全国で初めての電気で走る渡船とのことで、今から乗るのが楽しでしょうがない、電気船。
僕も応募しようと、用紙をダウンロードしたりクレヨン買ってきたりして張り切ってたのに、今見ると、募集は10月15日で締め切ってました。ああ、残念。素敵な名前、考えてたのに。
結果発表は「10月下旬」となってるので、間もなくだ。ちょっと、ドキドキします。いい名前になるといいね。
今回の募集は「名前」。そう。正式名称。「愛称」ではありません。なので、決定すると、船の横にその名前が描かれ、ずうっと親しまれる名前になる訳で、忘れられることは、ありません。
「愛称」だと、せっかくつけられても忘れられてしまうことも、あります。例えば「くじらドーム」。高知駅のドーム型大屋根の愛称は「くじらドーム」。確か、これも公募だったと記憶します。残念なことに、現在、この建物を「くじらドーム」と呼ぶ人は、いません。たぶんおそらく、いませんよね。
この公募にも、僕は応募しようと思ってて忘れてました。僕が考えたのは「ソラド」。青空に映えるドームなので「ソラド」。でですね。音階のソラドを使ったBGMを流すんですね。メロディとともに親しまれるドームを目指した訳だ。幸か不幸か、応募するのを忘れてたので、幻になった「ソラド」。まあ、応募しても採用されることはなかったと、皆に言われます。
今朝の写真は、早朝に撮影した幻の「ソラド」。
愛称での史上最大級の失敗は「E電」でしょうか。国鉄からJRになる際、山手線とか大阪感情製のような都市圏近距離電車が「国電」と呼ばれてたのを「E電」と呼ぼうとしたもの。当時僕は東京に居たので、駅の電光掲示板に「E電」と描かれてたのを覚えてます。
これはまったく普及せず、描かれてた「E電」の文字もなくなったけど、ウィキによるとJR東日本の社内用語としては残存しているんだそう。すごい。これはもう、執念だ。
そんな訳で、「愛称」の定着には不確定要素が多いけど、今回の県営渡船は「名前」なので忘れられてしまう心配は、ありません。もう、今は10月下旬。そろそろ発表となる「命名&配色」。ああ。審査員、やりたかった・・・