公共交通と教育と〔7853〕2024/10/15
2024年10月15日(火)晴れ!
涼しい朝。窓の外からは秋の虫の声。秋やねー。
昨日、南嶺を走ったけど、暑さも和らいで非常に快適でした。今が一番過ごしやすい時期かも知れませんね。南嶺では、早朝から山の空気を吸いながら歩く方も。
で、昨日も書いたけど、今月からとさでん交通の路線バスで、大きな減便と路線変更が実施されています。写真、右側が9月までの路線図で、左側が今月からの路線図。一番変更が大きかった界隈を拡大して並べてみました。
ざっと見てわかるのは、南嶺を南北に通るルートが宇津野トンネル経由しかなくなったこと。鷲尾トンネルや通称100円トンネル(今は無料やけど)を通る路線が姿を消しました。
神田地区では、吉野始発の路線が消え、船岡南団地始発に統合されました。春野や南ニュータウン、蒔絵台団地などの皆さんは、公共交通で高知市内へ出るには横浜、宇津野トンネル経由しかなくなった訳だ。
見比べてみると、ルートを減らして少ない人員でも運行できるようにしよう、といった意図も感じられます。しかしこれでまた、利用客が減るんでしょうねー。するとまた減便。
極端な高齢化社会を目の前に控え、公共交通の重要性が益々高まっていくのにね。車の運転ができなくなり、公共交通もない、とすればどうしたらいいのか。日本の各地で同じ様な状況になっている訳で、これはもう社会学。「地方創生」などと一緒に考えるべき「社会」の問題やと思うけど、政策を考える人たちが東京に住んでいて、東京で考えるから危機感が全然違うよね。
昨日、高知新聞に高知大学の受田学長の話が載ってました。都会と地方の所得格差の中で、教育の機会は経済力に関係なく与えられるべきだ、といった趣旨。大都市公立の大学で授業料無償化が進むのは、財政に余裕があるからで、これは人口集中を加速させ、地方創生を阻害する、とも話します。そのとおり。「日本人は人を育てて発展してた。それが今、危機的状況にある。」という受田学長。そのとおり。
受田さんとのお付き合いは長くて、これもこれもこれも同じ研究会でご一緒させて頂いてます。今回の話は、さすが、うけちゃん。
路線バスの話でした。が、。教育の話も、公共交通の話も、根っこにあるのは同じだと思う。せっかくの機会なので、受田学長と石破総理で議論を深めてもらいたい。
などと言うてる間に、お日様が昇ってきました。爽やかな朝。さあ、気持ちよく仕事仕事!