地名と歴史〔7830〕2024/09/22
2024年9月22日(日)雨
雨のそぼ降る日曜日。台風14号は温帯低気圧になったけど、能登とかに甚大な被害をもたらしてますね。本当に、心よりお見舞い申し上げます。高知の雨はさほどでもなく、昨日の夜からしとしと降ってます。
昨日、香美郡衙のこと書きました。あの「直角二等辺三角形」仮説は、我ながら面白いと思いました。面白くないですか?
まあ、あの星神社界隈が香美郡衙であったということが前提になる訳ですが。地名、ホノギにそれらしき名称が残っているのは、やはり、重要なポイントになるとは思います。地名は、その土地の歴史を表していたりするので。
ここは高知市中の島の先っぽ。かつては「棒堤」と呼ばれ、棒のように細長い、堀川と鏡川に挟まれた洲が伸びていた場所。
目の前にある島は丸山台。明治の頃には料亭と温泉場があり、稲荷新地から船で往来した歓楽の島。その名称は、丸い形をした山だからでしょうか。丸いけど山ではないのにね。その向こうの弘化台については、幾度か検証してきたけど、そんなに古い名前ではありません。
弘化台の向こう、五台山の麓は吸江。ぎゅうこう。古くから栄えた土地、吸江。その地名由来をネットで見てみると、「吸江志」という文献に「南はかれ松、北は大崎をかぎりて、この江湾の西江の水をすふと云心にとりて名付たる也」とあるそう。全然わからん。わかります?
ちなみに「AIによる概要」だと、「高知県高知市の吸江という地名の由来は、絶海にちなんでいると言われています。」何言うてるんでしょうかね?。よくわからない、吸江の由来。
この棒堤の北側、堀川の北岸は若松町。その西に、古木である常磐の松にちなんだ常磐町があったので、新地で若い松が植えられていた稲荷新地には若松町という名前が付けられたのでありましょう。そして、常磐町と若松町に挟まれた新しい町には若松よりも若い、二葉町。
地名は、その土地の歴史を包含したもの。それにしても吸江。今度、きちんと調べちょきます。AI君にもわかってもらえる解説をしたいところですね。