高知ORS〔7820〕2024/09/12
2024年9月12日(木)晴れ!
今朝の新聞に、「JR貨物全列車一時停止」という見出し。昨日からJR貨物のデータ改竄で一部車両の運行が停止されたりしてたけど、そのデータ改竄が結構大掛かりだったことが判明し、この措置に至った訳だ。昨日の正午前から全貨物列車運行を停止し、午後5時頃から順次運行を再開した、とのこと。
JR貨物、鉄道貨物輸送については、僕がものすごく期待しているところであり、未来の日本の物流を支えるものとも思ってるので、これを機会に体制を一新し、頑張って欲しいねー。いや、頑張って欲しい。
幾度も書いてきたように、JR土讃線を貨物列車は走っていません。1986年から走ってない訳で、もう40年近くなる訳だ。JR貨物の輸送は、高松貨物ターミナルでコンテナがトラックに積み替えられ、高知オフレールステーションに運ばれて、配送されていく仕組みになってます。高知オフレールステーション。高知ORS。以前は高知駅にあったけど、今は桟橋。ここだ。
フォークリフトが荷役作業をしてたので、今日は平常に業務されてるんでしょうかね。
現在の航空写真はこれで、十字の場所がORS。以前、まだ大阪高知特急フェリーやさんふらわあが就航してた時代はこんな感じ。それ以前はこれで、貯木場みたいになってたんですね。競馬場が、広い。
今昔マップで戦前の地図を見てみました。その他にあるのは商業学校と硫曹工場だけ。そんな潮江の風景。その後、電車の線路があることが、この界隈の風景を激変させる要因になったことは、容易に想像できますねー。
昭和8年の土電の終点は折り返しではなくてループ線。現在の地図と見比べたら、そのループ線の痕跡が、今も道路の形状に残ってることがわかるね。
電車の路線が、街の風景を一変させた、そんな時代。公共交通機関は「街」をつくる。これは、昔も今も変わらない真理。さあ。競馬場がなくなり、その跡地にできた南高校も、閉校しました。この昔の地図を見ながら、未来のまちづくりを考えよう。
土電安芸線で農産物などを乗せた貨物列車が、さんばし終点で荷物を船に乗せて流通してた時代に思いを馳せながら、高知ORSを撮影してきました。