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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

エレベーター事件〔7813〕2024/09/05

エレベーター事件

2024年9月5日(木)晴れ!

このところ、某県知事のニュースが話題にになって、世間を騒がせてますねー。パワハラ問題とか。当該知事の発言を聞いていると、この人は組織マネジメントというものを正しく理解できてないなーと思ったりするのでした。パワハラではなかったのかを問われ、「仕事なので厳しく指導することは、ある。」と答える。いや、ただただ厳しくするだけでは、組織は動かないし仕事もスムースに進まない、ということを、知らないようだ。そもそも「厳しく指導」って、なんだ、という話ですね。自分より経験も豊かで人格も優れた人も多いのに、「指導」って。それで仕事が進めば、みんな、苦労しません。

 

エレベーターのボタンを押すタイミングが悪く、部下を叱責した、という証言で思い出したことが、あります。もう、10年前にもなります。弊社の商品が、農水省肝入りのアワードで受賞し、東京での表彰式に参加したときのこと。

表彰式が終わり、農水大臣と一緒に、部門別に写真撮影。その後、受賞者たちは、展示していた荷物とともに撤収する訳やけど、エレベーターが少なくて、エレベーター前に長蛇の列ができていました。僕も、皆と一緒に行儀良く並んでました。会場は9階だか11階だかで、荷物のない参加者は諦めて階段で降りたりはしてたけど、荷物がある皆さんはエレベーターしかない。

その場面に、多くの役人さんが先導して農水大臣がやって来ました。で、当然のように列の先頭に割り込み、先導の役人さんがエレベーターのボタンを押す。まあ、それは仕方ない。で、エレベーターがやって来たけど大臣が乗るのに諸々時間がかかり、その間、僕らはボーッと待っている。大臣がやっと乗り込んだけど、扉が開いてしまうので、閉まってしまうまで僕らはボタンが押せない。そうこうしている間に、やっとやって来た別のエレベーターも、ボタンが押せないので素通りして行ってしまう、という悲しい状況になってしまったのでした。いくつエレベーターが通り過ぎるのを待っただろうか。長蛇の列なのに。

大臣が行ってしまった後、エレベーター前に「あれは何だ!」という怨嗟の声が満ち満ちていたのは、言うまでもありません。エレベーターが来てなかったら大臣が怒るのか、取り巻き連中の忖度なのかは知らんけど。

 

そう。これは、役人が政治家、特に大臣のような人たちに接するときの、風習なんでしょうね。大臣が勘違いしているのか、役人が勘違い忖度をしているのか。総務省の役人としてのキャリアが長く、そういう習慣が身についている人が知事になった訳で、今度は自分がそういう取り扱いを受けて当然、と勘違いしてしまった結果かも知れない、と、思ったのでした。別に偉い訳でもないし、「厳しく指導」できる人間でもないのにね。

トップが何かの仕事を進めていく為には、部下にそれを理解して頂き、部下はそれをその部下に理解して貰いつつ、それぞれが考え、そして一緒に実行していくというプロセスが必須。稲盛さんも言うてます。「厳しく指導」したら進むような簡単なものではない、ということは、組織運営で苦労した人なら誰でも知っておることやと思いますけどね。国の役人組織は、そうはなってないんでしょうかね。

 

知事に叱責されるので、エレベーターボタンを押す係が配置されている、というのが事実だとすれば、日本の官僚の悪しき風習がこんなこところに、という話なのかも知れません。時代遅れやねー。

10年前のエレベーター事件を思い出し、なるほどそういうことか、と思ったので、朝っぱらから書いてしまいました。さあ、そんなことより、みんなで一緒に同じ方向に向かって仕事仕事!空気感空気感!


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