松山街道の大自然と古岩屋〔7812〕2024/09/04
2024年9月4日(水)晴れ!
こないだ五台山を走っておって、「45番 岩屋寺 ← 五台山ミニ八十八ヶ所」という案内札を紹介しました。昨夜は松山に泊まってたので、今朝は早朝に起き出して、本物の45番札所「岩屋寺」のネキを通り、国道494号線を久々に走って戻ってきました。
このルート、大自然の美しいこと。素晴らしいよね。大好きな道です。旧松山街道。かつて、高知の城下から松山城下へ向かう際、メインルートだったのが今朝通って来た道。旧池川町の中心部から土居川沿いに北上西進し、県境を越えて旧美川村、岩屋寺を通って久万へと向かう道。
今、その道を通ると、なんでこんなところに集落が、と思うような場所に旧中学校跡があったり、枝道の先に結構大きな集落があったりして驚かされるけど、かつて松山j街道であったことを考えるとムベなるかな。今は静かな、そして大自然が本当に美しい道。
写真は「岩屋寺」の近くの「古岩屋」。ここには高さ60m~100mの礫岩峰がいくつも並び、その礫岩には水の侵食による無数の穴があいたりしていて、観光地となっています。かつて、その岩穴で修行した人がいたことは、容易に想像できます。古くからの信仰の地だったことでありましょう。
この奇岩は、三波川変成岩の露岩地帯に海進がおこってできた礫岩層、という話もあります。三波川帯独特の結晶片岩の礫が含まれる巨礫岩層が、このような軌跡の風景をつくりあげてきたのでした。大自然は、すごいね。
四国八十八ヶ所巡礼って、四国の海岸沿いを巡っているというイメージがありますよね、高知県人には。高知では、ほとんどが海に近い札所なので。ところが、これ見たらわかるように、徳島や愛媛では深く山中に分け行ってルートがあります。宇和町の明石寺の次は、八幡浜の方へ行かずに山中へ入り、大宝寺、そして岩屋寺へと続くのでした。お四国の中でも、一番山の中の札所かもしれない、岩屋寺。
ここから、純信お馬の物語の「純信」さんが住み、生涯を全うした東川の集落を通って県境を越え、用居を抜けて池川へ。
途中、道路の真ん中で車に頭部を踏まれてしまったマムシが成仏してました。まだ小さなマムシ。そんな生き物も含めての素晴らしい大自然を満喫し、高知へモンて来ました。さあ、仕事仕事!