逆回りの風景と、逆打ち〔7802〕2024/08/25
2024年8月25日(日)晴れ!
お天気良くて暑いけど、台風10号の行方が気になる日曜日。暑いねー。でももう9月もすぐそこ。山はツクツクボウシの森。
昨日「MUな映画」のこと書いたけど、高知の歴史文化民俗で言えば、坂東眞砂子さんの小説も、多分にMU的な要素があります。なくなって10年も経ってしまった。坂東さんの小説は、ホラーではあるけど、どれこれもせつなくて、哀しくて、優しい。直木賞を受賞した「山妣」もそうやけど、映画化されてヒットした「死国」も、そう。
その小説で重要なポイントとなるのが、四国八十八ヶ所巡りの「逆打ち」。88番から逆にまわっていく「逆打ち」で、それをやることで死者を蘇らせようとするのが「死国」の設定。
四国のお遍路さんは、それぞれ、色んな思いや目的を持って巡礼されております。「逆打ち」にも色んな意味があると言われてて、今年のような閏年に逆打ちすれば弘法大師に会える、という話もありますね。
「逆打ち」ではないけど、今朝は、五台山をいつもとは逆回りに走ってきました。護国神社の駐車場から護国神社の丘を越え、三ツ石へ。そして、五台山の車道の出口から車道を駆け上がり、竹林寺前、展望台を通って青柳橋のところへと駆け降りる。
普段は青柳橋の方から駆け上るので、今朝は逆打ち。逆から廻ると、風景が違い、新しい発見があったりして新鮮やねー。
なにげなく通っている三ツ石では、チャートの巨岩が屹立しているのに気付きました。三ツ石という地名と関係あるんだろうか。
山の斜面、林の中に、気づかなかった石積み。五台山が「里山」だった頃の痕跡だろうか。などなど、楽しんで参りました。
で、こんな札にも気付きました。道路脇の「45番 岩屋寺 ← 階段上る 五台山ミニ八十八ヶ所」と書かれた白い札が樹に掛けられていました。
以前、結願したことあります。あの時は、こんな親切な標識もなくて、苦労しました。今でもまだ少しわかりにくいみたいやけど、竹林寺のお坊さんや地元の方々が、こうやって整備してくれています。Googleマップにも、いくつか、札所が載るようになりました。いいねー。また、まわってみたい。
今度は逆打ちしてみようか。そうすれば、弘法大師に会えるかも知れません。