MUな映画〔7801〕2024/08/24
2024年8月24日(土)晴れ!
そんな訳で、観に行ってきました。MUな映画。
こないだ書いた、高知県立文学館で開催中の企画展「創刊45周年記念ムー展~謎と不思議に挑む夏~」に連携した企画上映。いいねー、こういう企画。僕のツボ。前回も書いたけど、驚くのは、文学館の「ムー展」は高知県立文学館の単独企画で行われていること。そのクオリティ、完成度の高さから、てっきり全国巡回のパッケージ展覧会と思ってました。美術館のジブリ展みたいに。ところがどっこい、創案から企画、展示まで、すべて文学館が単独でやっているのでした。これ、すごいと思います。
そして県立文化施設連携、ということで、美術館でも「MUな映画」を上映する運びとなった訳だ。高知県、Good Job!
美術館では時々、興味深い映画を上映します。2020年11月には、こんなの観に行ってました。「フリッツ・ラングvsエルンスト・ルビッチ」という、100年前に政策されたSF無声映画とライブ演奏のコラボレーション。いやー、面白かった。特に「メトロポリス」は、名作だ。100年前に描かれた100年後の世界。色々と考えさせられました。今の僕らが100年後の世界を正確に描くことはできない、ということも教えてくれる、映画。
今日の上映は4本。時間の都合で、観てきたのは2本。1963年、「ゴジラ」の本多猪四郎監督によって制作された「海底軍艦」と、1973年に篠田正浩監督で政策された「卑弥呼」。「海底軍艦」の音楽はやはり「ゴジラ」の伊福部昭で特撮監督は円谷英二。ウルトラマンも始まる前の、円谷特撮だ。1万2千年前に太平洋に沈んだムウ帝国がまだ健在していて、世界支配を狙っているという「ムー」的設定が、魅力的でした。いや、「ムー」感満載。面白かったー。
県立美術館ができたのは1993年。もう、31年になるのか。その頃の航空写真はこれで、現在は、これ。市街化調整区域なので、今も昔も田んぼが広がる風景。田んぼの中にできたのは、美術館と浄化センターと消防署。インターチェンジもできたね。
以前、美術館の北西の広場で、「高知県投網連盟」主催の「土佐流投網」大会を紹介したこと、あります。今もやってるんでしょうかね。浦戸湾で小舟を浮かべ、投網で獲った魚を7輪で七輪で焼きながら酒を飲む、そんな夢は、まだ実現してません。
今日の「MUな映画」もそうやけど、世の中、アンテナを立ててると面白いことがいっぱいあるね。