台場〔7770〕2024/07/24
2024年7月24日(水)晴れ!
東京。東京も暑いねー。高知の暑さとはまた違う、モワーっとした暑さ。昨日は業界の会合があって全国から集まってたけど、挨拶は「暑いですねー」。業界としては、学校が始まる9月の生乳需給が大丈夫か?といったところに関心が集まっております。なんとか乗り切らねば。
そんな訳で、今朝は台場。ビックサイト近くに泊まってたので、早朝から起き出して台場界隈を走ってきました。いやー、早朝やけど、暑いね。
ここは都立台場公園の中。ここ。ペリーが浦賀へやって来たのが嘉永6年(1853年)6月。そこで幕府は慌てて江戸防御の為の砲台を築くことにしました。その提案者は、言わずと知れた伊豆韮山の代官、江川太郎左衛門。12基の台場を築く計画やったけど、結局完成したのは6基。そして現在も残っているのは第三台場と第六台場だけで、歩いて行けるのは第三台場だけ。ここ。都立台場公園としてキレイに整備されてます。
フジテレビのあるところを「台場」と言うけど、あの埋立地には台場はありませんでした。台場があったのは、この6ヶ所。この配置を見ても、幕府の江戸防衛に対しての危機感を感じることができるよね。
この第三台場、周囲を高い石積みで囲われ、内側はこんなになってます。ここには陣屋がありました。170年経過すると、この台場の樹々も鬱蒼としてきてて、なかなかの趣き。
今朝、ここを一周して内側も探索してきたけど、誰にも会いませんでした。第三台場、独り占め。周囲の石積みの上の小道は、今の季節、背の高い草に覆われていて、あんまし人が歩いている気配も、ない。東京の真ん中に、自然豊かで人も少ない広大な場所があるという不思議。
石積みの石、何が使われているのか見てみました。予想通り、凝灰岩と安山岩だ。企画したのが伊豆の代官江川太郎左衛門ですきんね。大慌て、突貫でつくったであろう台場。取り敢えず伊豆半島の安山岩とか凝灰岩が使われたんでしょうかね。で、他は知らんけど、この第三台場外側の石積みは布積みでした。この絵図では亀甲積みになっちゅうけど、ここは布積み。
暑いけど楽しい台場探索。
ここへ来る途中、「夢の大橋」という橋を渡ってきました。こんな広大な、幅が60mあるという橋やけど、なんと歩行者専用。しかも今朝は誰も歩いておらず、僕一人。ここもまた独り占めしてきたのでした。東京オリンピックの聖火、消防法の関係で、オリンピック期間中はこの橋の聖火台に灯されてたって、知ってました?僕は今日まで知りませんでした。
東京。その真ん中に、意外にも人が少ない不思議な広いスペースがあったりする、東京。それにしても、暑いね。