五台山の馬酔木〔7761〕2024/07/15
2024年7月15日(月)曇り
海の日。今朝も早朝から会社で一仕事、打ち合わせを済ませて、走りに行ってました。五台山。まだ植物園も開園してない時間の五台山ですが、早朝から善男善女が歩いたりしてます。高知市民にとって五台山は特別な存在。
そんな五台山の頂上は、取り壊された展望台跡地が更地になり、新しい施設の工事が始まるのを待っています。かつて、レジャーブームの頃には自走式のロープモノレールがつくられ、山頂駅(見国停留場)もたくさんのお客さんで賑わっておりました。その山頂駅が展望台として利用され続けてきて、一昨年の4月28日に閉鎖、解体されたのはご承知の通り。
新しい展望施設ができる訳やけど、もう少し早くできちょったらねー。「らんまん」「あんぱん」に間に合ったら良かったのにね。まあ、仕方ございません。
その、展望施設ができる場所と道路の間は、昔から公園として整備され、チャートの巨岩の間に松の木や梅、馬酔木などの樹木が植えられています。もちろん濱口雄幸さんの大きな銅像も存在感を醸し出している、公園。小学生の頃、中学生の頃、そして高校生になっても、遠足で来ては遊んだ公園。僕らの高校では、遠足は自分たちで行き先を決めたりしてました。一番人気が「五台山現地集合」やったねー。どこが遠足やねん。
今朝、駆け上がってその山頂公園を歩いていると、馬酔木の葉っぱの赤いのが。なんか、今の季節に珍しくないですか?
馬酔木はあせび。株全体に毒性があるので、他の植生を寄せ付けず、山が馬酔木だらけの風景になったりすることがあります。梶ヶ森の農家民宿「レーベン」を経営される渡辺さん(元酪農家さん)が、そのレーベンから梶ヶ森の方を見たら、5月頃に馬酔木の新葉で山全体が赤く染まってそれはそれは見事とおっしゃっておられました。そう。馬酔木の赤い新葉は、4月頃に花が咲いた後、出て来ますよね。5月頃がきれいだったと記憶します。
今は7月。梅雨真っ盛り。梅雨空に赤い新葉も、またいいね。今はもうテレビの電波を発することのなくなったNHKの鉄塔に、赤い新葉がよく似合う、五台山のてっぺん。