キャビネット上の歴史〔7713〕2024/05/28
2024年5月28日(火)雨
よう降りますねー。降ります。そんな、雨の風景を窓から眺めながら過ごす、朝。
窓の外には実がほんのり赤く熟し始めたヤマモモ。楊梅。ヤマモモが熟すと、高知は梅雨を迎えます。まだ熟してないので、この雨は梅雨ではありません。
今朝、なんの気無しにキャビネットの方を見たら、マトリョーシカの1人と目が合ってしまった。左から2人目の娘。先週末に掃除した際、ちょっと並びを変えてみたマトリョーシカ。普通は、左から大きい順番に並べるものやけど、ちょっと互い違いに並べてみました。その際、1人がこっち向いてたんでしょうね。そこで、今朝はキャビネットの上の風景を撮影してみることにしたのでした。
このキャビネット。古くから使われているキャビネットで、本社が与力町からこちらに移転してくる際にも、持ってきました。そんなに立派なものではなく、あちこちガタはきてるけど、使い込んだ良い雰囲気を醸し出してくれます。その上には、いろんなものが置かれてます。置かれてきました。あんまし意識はしてこなかったけど、色々と変遷してきたキャビネットの上の歴史。
2018年夏はこんな感じ。夏やねー。父がソ連で1982年に買ってきたマトリョーシカの話などを書いてます。僕が大学生で、ソ連では書記長のブレジネフが亡くなった1982年。
2019年春はこんな感じ。シンプルに、マトリョーシカと菜食健美のビンが並べられてます。ここでも父がマメだったことが書かれてますねー。そう。マメな親父でした。見習わなくっちゃ。
その1年後、コロナが始まった頃合のキャビネットの上が、これ。この時には、弊社の古い牛乳瓶、リープルの瓶とかが見えます。
その翌年は、フードアクションニッポンアワードの盾とかと、マトリョーシカ。おう、石が見えるではないか。僕が某所から拾ってきて、サンドペーパーやコンパウンドで磨き上げた蛇紋岩。
その翌年は2022年。いつしか石も増えました。ウクライナ戦争が始まり、その源流とも言えるクリミア戦争の本が並んでます。
同じ頃、別の角度から撮影したのがこれで、オリジナルマグカップが並び始めました。
そして、今朝。またまた石も増え、なんか賑やかになってきたキャビネット上。
お気付きと思うけど、ずうっと、通奏低音のように存在しているのが、マトリョーシカ。今回初めて少し並び替えてみたら、目が、合ったのでした。1982年のマトリョーシカは、僕に何を訴えかけようとしているんだろう。