大井町と築地場外と賑わいと〔7708〕2024/05/23
2024年5月23日(木)薄曇り
そんな訳で東京。昨日午後の飛行機で、やって来ました。仕事です。
仕事ですが、昨夜はまたまた大井町を楽しんで参りました。前回は1人で探検堪能をしてきましたが、昨夜はJr.1号と2人で。いやー、やっぱし面白かった。JR大井町駅の東口改札を出て線路沿いへ向かうと、幾筋かの魅惑的な路地に昭和感満載の飲食店が軒を連ねていて、僕のツボ。ついうっかり終電まで楽しんでしまった。せんべろの居酒屋からスタートし、狭い狭い立ち飲みカラオケスナックなどなどで昭和歌謡を歌う。いいねー。ごちゃごちゃした路地と、決してお洒落ではないけど人情味溢れる雰囲気は、人の心をホッとさせます。ビールとかサワーとか、何でも2杯飲んで、立派なお通しがついて、乾き物のつまみがあって、カラオケ歌い放題で、なんと30分1000円の立ち飲みスナックがあったりしますきんね。ビックリ。また行かなくっちゃ。
終電まで飲んでたので、今朝は少しお寝坊さん。で、築地界隈をたつくってきました。市場機能が豊洲にすっかり移転してしまった築地。
築地移転問題は、いろんな紆余曲折を経たけど、結局現在のようになりました。市場移転でどうなるか心配されていたのが築地場外。2018年10月にいわゆる「築地場内」が豊洲に移転して、5年半。「場外」はどうなったのでしょうか。
まず、プロの買出し人が使う「場外」の店舗。その商売の様子は、移転前とさほど変わらない、とのこと。街がコンパクトになった分、買出しに便利になった、という声も聞こえるそう。
もうひとつが、観光客などが楽しむ「場外」。築地移転後も「場外」は残る、と決定されたことを、2014年のにっこりで紹介してます。移転して5年半。どうなったかと言うと、人気店はかえってお客さんが激増していました。2014年1月に撮影している「きつねや」さんなどは、開店前から長蛇の列ができていて、簡単には食べれんほどの賑わい。路地の方も、外国人観光客で賑わっていて、移転前よりも多いくらい。やはり、人は、狭い路地とかごちゃごちゃした賑わいとが好きなのだ。昨夜の大井町が賑わっていたように。哺乳類の祖先が恐竜から隠れるように狭い穴で暮らしていた、そんな名残りが、僕らを狭いところに誘うのかも知れない、などと以前考察したことも、あります。
この築地に、マルチスタジアムを中核とした大きな施設ができる、というニュースが発表されたのは、最近のこと。どうやら老朽化した東京ドームの代わりに、ジャイアンツの本拠球場となる模様。2026年度に先行賑わい施設、2030年代前半にはスタジアムなどが開業、とあります。
願わくば。この場外は、このままの狭い路地とごちゃごちゃしたお店が並ぶ場所であり続けて欲しいよね。哺乳類の僕としては。