最後のアナウンス〔7642〕2024/03/18
2024年3月18日(月)晴れ!
そんな訳で、昨日は行ってました。
僕の方はご期待いただいたようなお話もできませんでしたが、他の登壇者の皆さんから、本当に貴重な興味深いお話を拝聴することができて、とても楽しかったです。こんな機会を与えてくださいました「高知の電車とまちを愛する会」の皆様、ありがとうございました!
元乗務員さんのお話、というのはすごいですね、やはり。臨場感が違う。今、そこを安芸線の電車が走っているような感覚にしてくれるお話でした。
そして。事務局の方から頂戴したDVDを、今朝、観させて頂きました。すごい。すご過ぎる動画が、そのDVDに収録されていました。
昨日のトークショーにも登壇された、「高知の電車とまちを愛する会」副会長の山本さんが撮影した動画。まだホームビデオとかも無い時代なので、恐らくは8ミリフィルムのカメラで撮影したものでしょう。土電安芸線を電車が走っている動画が、約30分。貨物列車から始まり、市内線へと乗り入れる電車や、国鉄後免駅へと走る電車などなど、海と山の風景の中を走る電車の姿がたくさん撮影されていました。
また、走る電車の車内から撮影した風景の動画もあって、懐かしさ満載。
高知の、海と山の風景の中を走る、土電カラーの「電車」。これはなかなか新鮮な風景。「電車」の機関車が貨物列車を牽引しているのも、新鮮。「汽車」ではなくて「電車」ですきんね。高知の風景の中を「電車」が颯爽と走る姿。そうか。かつて、高知の海岸を「電車」が走っていたのか。そんな時代があったのか。そういう感慨に浸らせてくれる、動画でした。土電カラーのお馴染みの電車が連結で走っているのもいいね。
右下の写真。電気機関車がまさに渡ろうとしている短い鉄橋は、今も残るこの鉄橋でしょう。すごい。
そして。巻末には、土電安芸線最終日、つまり昭和49年3月31日、後免町駅を最終電車が発車する模様の録音が、収録されてます。音声だけですが、本当に貴重な、録音。
「お待たせしました。21:53発下り、手結方面安芸行きの改札となります。お忘れ物なきよう、ご注意願います。」
♪蛍の光
「皆様、長年、安芸線をご利用いただきまして、ありがとうございました。誠に残念ではございますが、開業以来50年、皆様とともに歩んで参りました安芸線も、本日をもちまして、最後でございます。日頃は何かと行き届かない点もございましたと存じますが、これからも、土佐電鉄に、絶大なご支援、ご指導を賜りますよう、職員一同、お願いいたします。」
「それでは皆様のご健康とご繁栄をお祈りいたしまして、お別れといたします。次の停車駅は立田です。」
♪警笛
半世紀前、高知の海と山の間を、「電車」が走っていました。