平野から見た斉藤牧場〔7623〕2024/02/28
2024年2月28日(水)晴れ!
南国市白木谷の斉藤牧場さんについては、このにっこりでも幾度か書いたこと、あります。一番最初に紹介したのは2004年7月14日のこと。今から20年前。その後、こんなのとかこんなのとかこんなのとかこんなのとか、何度も触れてきてますねー。斉藤牧場は「山地酪農(やまちらくのう)」の聖地。日本の急峻な山で、日本独特の芝を主体にした乳牛牧場を営むこと。それを「山地酪農(やまちらくのう)」と呼びますが、その系譜を最も正統的に受け継ぎ、正統的に経営しておられるのが、南国市白木谷の斉藤牧場さんなのであります。
20年前の写真に写っているのが、その牧場を切り拓いた斉藤陽一さん。こないだお邪魔した際にもお会いしましたが、今もお元気。酪農経営の本体は息子さんがやっておられますが、今も矍鑠として、餌を作ったりなどの仕事をこなしておられる、斉藤陽一さん。
その「斉藤牧場」さんが、こないだの日曜日、「ポツンと一軒家 2時間SP」で取り上げられていたのでした。どうやら高知では放送してなかったみたい。ですが、このTVerでご覧頂けます。僕も、これで観ました。斉藤牧場さんの素晴らしい酪農を、丁寧に、長尺でご紹介している「ポツンと一軒家 2時間SP」。
今まで、斉藤牧場さんは、「大家族スペシャル」みたいなのとかでは紹介されたことあったけど、キチンと酪農経営を正面から取り上げた番組は初めてなんではないでしょうか。ご興味があれば、ぜひ、ご視聴ください。
斉藤牧場の場所は、ここ。香長平野の北に聳える標高230mの山の上。この起伏図見てもわかるけど、初めて訪れた方は、こんなにも急峻な山で飼えるのか?と驚かれます。この山を単独で切り拓いたのが、斉藤陽一さん。現在は息子さんが跡を継がれ、この美しい風景と酪農を立派に守っておられるのでした。
香長平野からも、こうやってその牧場の南斜面を見ることができます。手前の山の尾根の、牧場。急峻でしょ?
あの山の向こうの谷が白木谷。そしてその向こうには秩父帯の石灰層。石灰岩の採掘場も、見えます。地質図で見ると、こう。この十字の場所が斉藤牧場で、北側に青い石灰岩層がありますね。
斉藤牧場さんの生乳は、弊社で殺菌充填処理をしてます。乳量が限られているので、あまり市販には出回りませんが・・・
今、畜産業界でも「アニマルウェルフェア」ということが世界的に注目されています。そんな中、これだけ幸せな牛は、ちょっと、いないと思う。