地震は「揺れ」と「津波」〔7568〕2024/01/04
2024年1月4日(木)晴れ
1月4日。今日からお仕事、という方も多いと思います。どんなお正月を過ごされましたでしょうか。全国的には、ちょっと経験したことないような、そんな雰囲気のお正月でした。日本人にとってお正月というのは、恐らくは一年で一番特別なもの。そんな時に、突然の大地震。地球にとってはお正月なんぞは関係ない、人間の都合なんぞは関係ない、ということを思い知らされている、お正月。
今回の大地震については、専門家の皆さんが、色々と解説しておられます。どうやら、未知の断層が動いたこと、3つの断層が動いたらしいこと、などがわかってきているようです。前回、能登で地震が起きたとき、こんな記事が書かれていました。この中で、京都大学の西村教授が、「一番怖いシナリオ」として述べられていた話が、不幸なことに現実になった、と思っていいみたいです。活断層に、恐らくは水と思われる流体が入り込んで断層を滑らせる、といった感じでしょうか。
今回のことで明らかになっているのは、地球の中のことは、まだまだわかっていない、ということ。どんなメカニズムで地震が発生したりするのか。その要因は複雑で多岐にわたっており、いつ、どこで、そんな地震が発生するか、などといった予想は、簡単ではない。いや、ひょっとしたら人智を超えているかも知れない、地球の営み。
今回の大地震、四国の南岸に住む僕らにとっては、学ぶべきことも、多い。東日本大震災で注目されたように、大津波に対する備えが重要であることには変わりないけど、「大きな揺れ」も、非常に大きな課題であることが、再認識されました。
今回、珠洲市で震度7という、強烈な揺れが発生して甚大な被害をもたらしています。南海トラフ巨大地震では、最悪の想定として、高知県の34市町村のうち29市町村で震度7の可能性がある、となっています。気象庁のホームページでは、こう。
今一度、「揺れ」への対策、対応、検討が必要でしょう。一年のはじまりに、地球は、僕らに強烈な試練を与えてくれる。そろそろ地震発生から72時間。一人でも多くの方が救助されることを、祈るばかり。
写真は、1月2日から平常に動いている弊社、南国工場。
地球のこと、世の中のこと、色んなことを考えながら、2024年が始まっています。