大晦日の弘化台4〔7564〕2023/12/31
2023年12月31日(日)晴れ!
大晦日。出勤してきました。牛乳工場は、今日、大晦日まで元気に稼働しています。もちろん乳牛さんは、年中無休。本当にご苦労様です。日本の酪農業は、コロナ、戦争、円安という災禍に見舞われ、経験したことのないような時代を過ごしておられます。が、値上げ等で、少しだけ光明が見えてきた2023年末。来年が日本の酪農にとって良い年になりますように。
大晦日の弘化台。高知中央卸売市場(青果)と、高知市公設水産地方卸売市場(水産)が所在する弘化台。毎年、年末は、一般客にも開放して賑わってます。
取扱高の減少等により、水産部門が「中央卸売市場」から「公設水産地方卸売市場」に格下げされたのは2014年(平成26年)のこと。もう、9年前になりますねー。
このにっこりひまわりでは、年末の弘化台の様子を幾度か紹介してきてます。一番古いのは20年前。2003年の大晦日、賑わう水産市場を撮影しました。もちろんその頃は「中央卸売市場」。
9年前、2014年の大晦日がこれ。その年の3月に「中央卸売市場」ではなくなりました。それでも、流石の大晦日。2003年に比べたら少し賑わいは減り、店舗も少し減ったけど、賑わっています。
調べて見ると、過去10年間の取扱量のデータがありました。なるほど。コロナで減ったのが、戻りつつある、という感じでしょうか。水産物の取扱金額は99億円から74億円に減少。やけど、数量ベースではなんと半減。魚価が上がったのか。それとも重量に比して高いものが増えたのか。
こうやって見てみたら、金額ベースで、水産物は青果物の約半分なんですね。大晦日の弘化台では、水産物の販売がメインなので、なんとなく水産物の方が多いみたいな気がしてたけど、違います。市場内の賑わいもそうやけど、駐車場東側の関連店舗も、かなり減ってきたと言います。せっかくの市場。もっともっと一般客を引き込んで、楽しいエンターテイメントスペースにしたらいいのにね。
昭和4年開設の高知中央卸売市場は、現在営業している中央卸売市場の中では、全国で2番目に古い歴史を持ちます。昭和2年に開設された京都中央卸売市場の、次。思い出すのはとさでん交通の電車。我らが土電の電車も、現在営業中の路面電車の中では、東京の都電に次ぐ、2番目の古さを誇るのであります。どちらも、高知の誇る素晴らしい資源。未来に向かって、みんなで活用を考えたいねー。
そんなこんなで今年も暮れゆく、大晦日。
昨年の大晦日も、ここ、弘化台からのにっこりでした。昨年はまだコロナ冷めやらぬ年の瀬でしたが、今年は違います。「にっこりひまわりの日付に『2022年』と書くのも、今日が最後」などと書いてから、はや1年。世の中は賑わいを取り戻し、前へ前へと進んでゆく。僕たちも、前へ前へ。日本の酪農乳業も、前へ前へ。そんな機運が高まる、2023年の大晦日。
本年、大変お世話になりました。本当にお世話になりました。2024年も、どうかどうか、よろしくお願い申し上げます!