布師田の朝、JR車庫の朝〔7466〕2023/09/24
2023年9月24日(日)晴れ
いやー、朝晩の涼しいこと。急に涼しくなりました。日中は暑くても朝晩が涼しいと、秋を感じるね。昨日は酪農家さんたちと昼間から夜まで飲んで、楽しくも有意義な時間を過ごさせて頂きました。いやー、飲んだ飲んだ。高知県人の飲み方は、徐々にコロナ前に戻ってきている感、あります。善き哉善き哉。
さて、今朝の高知新聞に、ヤマト運輸が2024年度末までに配達員3万人委託終了、という記事が載ってました。大きな曲がり角を迎えている、日本の物流。ヤマトは、小型荷物は日本郵便と提携しての配達を推進することとして、今まで委託契約を結んでいたドライバーとの契約を打ち切る、というもの。もちろん、2024年問題への対応でもあるし、物流の効率化は世の中の流れでもあるので、やむを得ない面も、あります。が、なかなか大変。
ヤマト運輸が宅急便を拡大させ、全国に普及させていった時代。あれは画期的だった。あれよあれよと小口物流を席巻し、郵便小包というものをこの世から消滅させていった勢いはすごかった。新しい社会を創造していった、と申しても過言ではない。
そして時代は変わり、社会も変化し、小型荷物の配送は日本郵便へ。ここで先祖帰りしたらいかんよね。せっかくなので、ヤマト創業者の小倉昌男さんのような斬新なアイディアと行動力で、誰かが新しい物流システム、社会を創っていってほしい。例えば鉄道輸送を活用するとかね。しつこいですか?鉄道貨物の話。はい、しつこいです。
僕の妄想では。新幹線や在来線を利用した場合、まずは通常の車両に昔の郵便車みたいなのを連結して運ぶ、というのが効率から言えば良さそう。ところが、現在の駅って、高知駅もそうやけど、高架になっている場合が多くて、フォークリフトなどを使った荷物の積み下ろしができない。そこで、車両基地に隣接した土地に集配センターをつくり、広域物流の拠点とする。遠くの荷物は、まとめて鉄道で運ぶ訳だ。専用列車でもいいし、通常の列車に連結してても、いい。切り離された貨物車は、物流拠点まで、線路を走る。そしてその物流拠点からは、日本郵便なりなんなりの、小口配送便が家庭や事業所まで、運ぶ。
その集配センターの候補として考えられるのが、高知だったらここだ。布師田のJR車庫。ここは市街化調整区域であるお陰で、市内に近いけど広い田んぼが残ってます。高知駅の高架工事に伴って、あそこにあった車庫が移設してきたのが、ここ。集配センターつくるなら、ここしかないよね。僕の妄想では。いや、妄想です。
布師田は、以前も書いたけど、藩政期、山内の殿様の参勤路が通ってました。で、藩主が宿泊する城下はずれ第一の宿場として、賑わっていた。江戸から帰ってきた殿様は、布師田の宿舎で旅装を解き、身だしなみを整え、威儀を正してから城下へと入っていった、そんな場所が、布師田。江戸で言えば品川宿みたいな場所。と、言うことは、その繁華な賑わいの中には、品川宿に立ち並んでいた例の施設も、あったかも、知れない。
そんな布師田に、未来の集配センターができる日を妄想する、朝。
風景は変わる。世の中は変わる。社会は変わる。