電車で後免町、汽車でのいち〔7465〕2023/09/23
2023年9月23日(土)薄曇り
お彼岸。秋分の日。もう、そんな季節か。朝晩は涼しくなりましたねー。どんどんと日の出が遅くなり、日の入りが早くなる、そんな季節。でも暑いね、日中は。お墓参りも水分補給を忘れずに。
僕は、朝のうち会社で仕事したりしてから一旦高知市内に戻り、電車に乗って後免町へと向かってます。で、土佐くろしお鉄道に乗り換えて野市へ。
今日は香南市野市で、南国市・香美市・香南市酪農振興大会が開催されるのであります。それに出席するべく、いそいそと出かける土曜の朝。お昼から勉強会やって、そのまま懇親会。いやー、楽しみでしか、ない。まだまだ国際情勢は不透明で、飼料価格も不透明で、諸々不透明やけど、高知の酪農家さんたちは頑張ってます。特にこの地域の酪農家さんたちは、色々と積極的。今日も元気に飲み倒そう!
どうやって行こうかと考えたけど、やはり電車にしました。高知で「電車」というと、とさでん交通の路面電車のこと。JRや土佐くろしお鉄道を走っているのは「汽車」。これ、高知県民の常識。
そんな高知の「電車」は、以前にも書いたけど、路面電車としての営業距離は他社を圧倒してます。そして古い古い歴史。人口が減少していく高知県で、よく頑張っている高知の「電車」。
その経営はなかなか大変で、昭和20年代に製造された、僕より年上の車両が走ったりしているのには頭が下がります。そんな「電車」の存廃論議なんてーのは、実にバカバカしいよね。この時代に。こないだから書いておるように、公共交通を考えるのは「社会学」。これからの地域を、国を、社会をどういう姿にしていくのか、という「社会学」で考える必要があります。
先日、高知新聞の「読者の広場」にも投稿があったけど、「存廃」を議論するよりも、この「電車」をどういう姿にしていって、これからの社会に有意義なものにしていくのか、という議論をせんといかんと思ってます。
そこで参考になるのが、富山市や宇都宮市で新たに始まったLRT。Light Rail Transit。低床車両や停留所、軌道の工夫で、次世代型都市内交通の核となりうるLRT。
日本で始めて導入した富山市のHPには、こんなこと書かれてました。そう。そういうことだ。費用対効果とか採算性だけで公共交通を議論しないところが、いいね。とさでん交通は、高知の交通インフラを担うという社会的使命から、たくさんの赤字バス路線などを走らせています。なのでなかなか新型の低床車両を導入したり停留所を改造したりできない。
高知は、これからどんどんと人口は減るし、高齢化する。そんな中で、街を元気にしていくには。そう考えたら、新しい道路をつくるよりも公共交通の維持拡充だろう、と、素人でもわかる話ながやけど、世の中はなかなか難しいねー。
などと書いている間に、電車は後免町へ到着。今は土佐くろしお鉄道後免町駅の、ホーム。良いお天気になりました。
さあ、今日も頑張って飲むぞー、ぢゃなかった、酪農家さんと一緒に勉強するぞー!