市場〔7455〕2023/09/13
2023年9月13日(水)曇り
市場。いちば。恐らくは、都市のようなものが成立して、人々が行き交う、集まる場ができたときから、そこでいろんな食料、物品を交換したりするようになり、そこが「市」となって栄えてきたのでありましょう。いや、都市が成立しなくても、恐らくは存在してきた、市場。
日本書紀にも、7世紀から飛鳥の「海石榴市(つばいち)」「軽市」とかがでてきます。日本書紀にでてくるような「市」は、時の為政者によって定められた統制経済の中の「市」。なので、そういった行政制度に組み込まれた市場以外に目を向ければ、それはそれは無数に、いろんな形態の商品取引の場としての「市場」が生まれて消えていった、という歴史が、あるよね。
ただ、やはりオオヤケの制度に組み込まれた「市場」というのは重要で、そういった形で制度化されることで、商品の流通が大規模化、活発化することにも繋がってます。統制経済が過ぎると、逆に流通促進を阻害したりもするけどね。
古来日本でも、いろんな形態の「市場」が公認され、公設されてきました。現在は「卸売市場法」という法律があって、農林水産大臣が認可・監督する「中央卸売市場」と、都道府県知事が認可監督する「地方卸売市場」が、ある。で、幾度も書いてきたけど、高知市弘化台の水産物の市場は、かつては「中央卸売市場」やったけど、取扱量の減少によって、今は「地方卸売市場」である「高知市公設水産地方卸売市場」になっているのでした。
その市場の事務所に用事があって、今朝はやって来ました。弘化台。やって来たけど今日は市場休ではないか。市場って、こんな感じで水曜日も休みが多いの忘れてました。そうか。休みか。
そんな訳で静かな静かな弘化台。
いや、今日は弘化台へ来るので、久々に「山びこ」のモーニングでも食べようかと思ってたのに。市場の喫茶店なので、早朝からやってます。開店時間は朝の3:40。で、非常にシンプルなモーニングがいいねー。高知はモーニング大国とかで、様々に工夫が為されたモーニングがあるけど、「山びこ」は懐かしさを感じさせてくれるシンプルモーニング。なんか、昭和を感じるねー。
弘化台に市場が来る以前、九反田に市場があった頃は、九反田で繁盛していた喫茶「山びこ」。今日はお休みやったけど、また今度来てみよう。
今日、用事があるのは「高知市中央卸売市場管理棟」。そう。水産物は「高知市公設水産地央卸売市場」になったけど、青果部はまだ「中央卸売市場」なので、高知市のHPも、これ。まだまだ「高知市中央卸売市場」であることを誇りにしているのだ。のだろうか。知らんけど、まだまだ頑張って欲しい、高知の市場。