文殊菩薩像、ご開帳〔7322〕2023/05/03
2023年5月3日(水)晴れ!
今日も良いお天気。世間は連休真っ盛り。4年振りの賑わいをみせてるところも多いでしょうねー。我らが五台山は、4年振りどころか、空前の賑わいになっていると想像します。「らんまん」、面白いですきんね。昨日の高知新聞のコラムに「あちらこちらに美しいフィクションが散りばめられている」とあったけど、その通り。いや、よくできたドラマです。そんな「らんまん」効果で賑わう五台山。
もちろん牧野植物園がその中心になる訳やけど、お隣の竹林寺さんでも、今、貴重な催しが繰り広げられておりますね。
神亀元年(724年)、行基上人によって開創されたという竹林寺さんは、今年、開創1300年を迎えておられます。それを記念して、春、秋の二期にわたり、いろんな記念行事が行われておりますね。今は、春期の、「秘仏本尊文殊菩薩特別ご開帳」と「竹林寺千三百年のともしび展」が開催中。そう。あの、秘仏文殊菩薩像が見れるのであります。あと、行基像も初公開だって。
竹林寺さんの、行基作と伝えられる文殊菩薩像は、50年に一度だけご開帳される秘仏。前回のご開帳は2014年で、僕は何度も拝観に行きました。そのとき、次のご開帳は2064年だ、と、このにっこりにも書いてます。そう。その予定でした。
ところが嬉しいことに、今年、開創1300年を記念して、再びご開帳。2064年は、僕は103歳なので難しいかも、と思ってたので、なかなかの幸運でした。
そんな訳で、今朝、会社でひと仕事済ませた後、五台山へ。たいへんな賑わい。すごいね。こないだ、佐川がエラいことになってたけど、五台山もエラいことになってます。車で来られた観光客さんは、高知新港とかの臨時駐車場からシャトルバスということになるみたいですが、僕は、走ってきました。新緑の道を走って登るのは、苦し心地よいですね。そして、文殊菩薩像。
詳しい解説の後で参拝。いや、なかなか良い時間を過ごさせて頂きました。ご住職にも会えたし。
以前にも書いたけど、1964年のご開帳の際、僕は拝観している可能性が、高いのです。僕は当時3歳。5歳上で8歳の姉が、お参りした文殊菩薩のことを作文に書いて先生に褒められた、という鮮明な記憶を持っております。当然母親と一緒に行ったと思われ、その母親は3歳児の僕をおぶっていった可能性が、高い。そんな訳で、1964年のご開帳を経験しているかも知れない、僕。
2014年のご開帳も楽しんだ、僕。
次のご開帳は、こんな感じのイベントがなければ2064年。僕は103歳で、もし元気なら、拝めるかも知れません。僕にとっては長い一生の物語。しかし、文殊菩薩像は、100年が一瞬のことのように、今と変わらずに佇むのでありましょう。人の命は短いけど、思いは永く伝わってゆく。