朝ののいち駅〔7243〕2023/02/13
2023年2月13日(月)小雨
小雨降る月曜日の朝。気温は10℃を超え、そんなに冷やくは、ありません。
今朝の仕事を済ませてから、少し野市へ行ってました。会社からは物部川を渡ってしゅっとの、野市。2006年の平成の大合併で香南市野市になりました。香南市の市役所は野市にあり、人口も多い、野市。写真は土佐くろしお鉄道のいち駅で、6:54発高知行きの汽車に乗る通勤通学客が、たくさん、並んでますねー。公共交通機関に人がたくさん、という風景は、いい。高知では少なくなってきた、公共交通機関の混雑。野市って、新しい団地もできたりして、人口増えてるイメージ、ありますよね。
香南市のホームページを見てみました。現在の人口は約33,000人。県内では、高知市、南国市、四万十市に次いで堂々の第4位の人口を抱える香南市。そんな香南市でも、長期的に見ると人口は徐々に減少してきています。が、旧野市町地域は、どうやら増えてます。
野市町をウィキで見てみたら、合併前、2005年の段階で人口17,749人。2022年の香南市野市の人口は、19,902人。なるほど。増えちゅう。
つまり、もし野市地区の人口増加がなかったら、香南市全体ではもっともっと人口が減っている、ということになる訳だ。
野市の人口が増えている理由は、容易に想像つきますね。
この、地理院地図「地形分類図」を見たら一目瞭然。まず、大都市高知市への交通アクセスが、便利。車でも、あの汽車に乗っても、30分で高知の街中に行ける距離。そんなにお街に近いのに、地盤が硬くて標高が高い。それは、地震の揺れに強い上に津波が来ない、ということを示している訳だ。
もちろん旧野市でも、南部は、津波が襲う想定になってます。が、この更新世段丘部分の北部は、大丈夫。こののいち駅周辺も、大丈夫。なので、この更新世段丘上に新しい宅地が整備され、市も、積極的に市街化調整区域を解いて市街化政策を進めてきたことが、この人口増加につながっていると、僕でも想像できるのでした。
そんな野市。この、通勤通学で混雑するのいち駅の朝の風景は、この地域の地理的、地学的、政治的要因が絡み合ってもたらしている風景と言えるかどうかは知らんけど、こんな感じで今週が始まります。汽車に乗る人たちにも、今週が始まります。