本と書〔7207〕2023/01/08
2023年1月8日(日)晴れ!
今朝は、会社で、ひまわり文庫界隈の片付けなどをしておりました。最近、「ひまわり文庫今月の新刊」というのをやらないので、僕の読書遍歴があからさまにはなってないけど、相変わらず、まあまあ読んでます。本。
「本」って漢字なので、中国でも本のとこは本と言うのかと言えば、さにあらず。中国語では、BOOKは「書」であり、中華人民共和国では簡体字で「书」と書きますね。僕は大学時代の第二外国語が中国語だったので、「书」で習いました。発音は「シュー」。
では、日本ではなんで「書」が「本」となったのか。
まずは、僕の好きな「大言海」で見てみました。明治の偉才、大槻文彦先生の「大言海」。
本
(一)書、書を写し、又学ぶに、本(モト)とし法とするもの。原本。手本。
(二)転じて、とぢぶみ。書物。書籍。書冊。
(三)手本の意より転じて、他の志操、行状の、法として倣ふべきこと。かがみ。
(四)もと。異様ならぬこと。
なるほど。他にも、なんで書籍を「本」と呼ぶようになったのかネットで調べてみたけど、この「大言海」の説明が出てきたりします。そして、いつ頃から書籍のことを「本」と呼ぶようになったのかは、書いてない。
書籍を書き写す場合の、その手本となるものを「本」と呼ぶうちに、BOOK一般が「本」と呼ばれるようになったんでしょうかね。知らんけど。
もちろん中国に「本屋」さんはなくて、あるのは「書店」。中華人民共和国だと「书店」。
だんだんと、街の本屋さんも、少なくなってきました。存在感があるのは、大きなチェーン店の本屋さんで、それぞれ工夫を凝らしてて、僕が好きなのは「TSUTAYA中万々店」さん。すごいよね、あの店。
そう言えば、僕の敬愛する斧山さんが齢69歳にして開店された書肆「織平庵」さん、しばらく行ってないねー。あそこでビールやカクテル飲んでまったりするのも、いい。明日にでも自転車で行ってみようか、と思ったらお休みでした。
近年、YouTubeなどの道具が流布するようになり、本を読むという行為をする時間が減ってきてるんではないでしょうかね。まあ、時代の流れで仕方ない部分はあるかと思うけど、やはり、本は、いい。
脳みそが文字に拒絶反応を示すまでは、読書を続けていきたいと思う、61歳の冬。良いお天気の、日曜日。