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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

2700系、がんばれ〔7183〕2022/12/15

2700系、がんばれ

2022年12月15日(木)晴れ!

なくなりました。きれいさっぱり、なくなりましたね。三宝山(金剛山)の、てっぺん。西洋風お城の横に、四角く突き出ていた頂上部分が、きれいさっぱり切り崩されてなくなりました。

切り崩される前はこんな感じなので、見比べたらよくわかるよね。なかなかの、工事だ。あの突き出た部分には竈門神社、浅間神社、金比羅神社が鎮座ましましちょった訳やけど、今は、麓のアクトランドに仮住まいだそう。てっぺんの整地工事が完成したら、また、あそこに祀られるのでありましょう。月日は流れ、風景は、変わる。

 

手前、物部川の橋を走り抜ける列車は、のいち駅6:54発の、汽車。通学の学生さんがたくさん乗ってますね。すっかり地域の足として定着した感のある、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線。

ごめんなはり線は、太平洋に面した海岸を走る路線。ほとんどが高架なので、車窓からの景観が素晴らしいんですね。

昨日、雪の山陰から戻ってきたのですが、米子から岡山までは特急やくもに乗りました。中国山地、一面の雪景色で、それはそれは美しゅうございました。もちろん、そこで暮らしている皆さんにとっては大変だと思うけど、電車で通り過ぎるに人にとっては、それはそれは美しい風景。やくもの乗客の方々も、スマホで写真撮ったりしてました。

海岸の風景。山中の雪景色。それぞれ、美しいねー。

 

山中の風景と言えば、土讃線。土讃線を走る汽車の車窓からの風景は、僕の大好きな風景。あの険しい山脈と峡谷に、よくぞ鉄道を通してくれました。

土讃線の、汽車にとっての難所は2箇所あります。土佐山田駅から新改駅を通って繁藤駅への急勾配と、箸蔵駅から坪尻駅までの急勾配。新改駅も坪尻駅も、スイッチバックで有名な駅で、それだけ汽車にとっては厳しい勾配ということ。

 

で、こないだ、その新改駅と繁藤駅の間で、2700系の特急しまんとが、車輪が空転して進めなくなり、土佐山田駅まで引き返したというニュースがあったこと、書きました。そしたところ、昨日、鉄道マニアの知人Kさんから、11月26日に、箸蔵駅から坪尻駅へ向かう特急南風で、同じような状況になった、とのメールを頂戴したのでした。それも同じ、2700系。

その南風は、箸蔵駅から坪尻駅への急勾配の途中で「オーバーヒート」ということで減速し、ついに、トンネルの中で停車したんだそうです。そして、「一度エンジンを切ります」とのアナウンスがあり、数秒間真っ暗になったんだそう。トンネルの中なので、それはね。ちょっとね。かなり、怖いよね。

で、エンジンを再起動してなんとか坪尻駅までたどりつき、そこからは上り勾配もないので多度津駅まで走って、そこで運転打ち切りになったということです。乗客は、多度津駅で、松山から来た特急しおかぜに乗り換えて、先へ進むことができたとか。いやー、なかなか、すごい。

山中を走る、というのは、今の技術でも、結構大変であることがわかります。

2700系は、長らく土讃線特急の主力であった2000系に替わる新型車両として2019年から導入された、山中を走る適正を備えたディーゼル車両。なかなか乗り心地も良くて評価の高い2700系ですが、長い長い期間活躍した2000系ほどの信頼性は、まだ、ないのかも知れません。頑張って欲しい、JR四国。がんばれ、2700系。

 

それにしても何がすごいって、Kさん、1日特急乗り放題10,460円を購入して、高知児島間を息子さんと一緒に3往復する計画だった、というのが、すごい。1往復目にトンネル立ち往生事件が発生して、児島まで行けずに多度津から引き返したそうですが、その後2往復児島まで。いや、感服つかまつりました。

やっぱし、鉄道はえいねー。


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