業界の常識にチャレンジする地方の乳業メーカー〔7175〕2022/12/07
2022年12月7日(水)晴れ!
高知新聞さんに夕刊がなくなって、しばらくになります。が、都会では、大手新聞社さんとかの夕刊は発行されており、重宝されているようです。
写真は、今月2日の朝日新聞夕刊。トップ記事はサッカーW杯で日本が決勝トーナメント出場を決めた、というド派手な見出しの記事でしたが、まあ、それはそれ。
で、11ページに、こんな記事が載ってます。気づいた方、いらっしゃいますでしょうか。
「牛乳 確実に届けるために」という見出し。朝日新聞夕刊で連載されている「酪農家たちの挑戦」という特殊の第5回ですね。基本、日本の酪農家さんにスポットを当てた連載なのですが、今回は生乳が商品になるまでの過程を取材したもの。そこに、弊社の取り組みを取り上げて頂いたのでした。
まずは、大手乳業である雪印メグミルクさんの、海老名工場への取材。生乳は、全国各地から入荷しており、「離れた地域から生乳が来ていない工場はありません」ということ。大手さんは、そう。物理的に、そうでないと成り立ちませんきんね。で、搾ってから工場に届くまで地元なら1日、北海道なら3日とか書いてますが、実際は、クーラーステーション経由だったりして、もっとかかるケースも珍しくはありません。で、工場で殺菌充填してから店頭に届くまでも、3~4日ということ。まあ、普通はそれくらいは、かかってます。
で、続いて「業界の常識にチャレンジする地方の乳業メーカーもある」と書いて、弊社の取り組みを詳しく書いてくれているのでした。「乳しぼりをした日がわかる低温殺菌牛乳」は、搾乳から店頭までが3日。搾乳日を入れて、3日。搾乳日の翌々日。これは、記者さんが書いているように、業界の常識から言えばあり得ないスピードなんでございます。
そもそも、そんなことを始めたのは、「牛乳は新しければ新しいほど、絶対においしいに決まっている」から。そして、殺菌も、低温殺菌のほうが、絶対においしい。なので、極限まで新しい低温殺菌牛乳に挑戦して、極限までおいしい牛乳をつくってみよう、というのがスタートでした。
結果、その風味で高い評価をいただき、関西や中京、そして関東などの大都市圏といった広いエリアで販売して頂くようになった訳です。この記事にあるように、こういう商品がつくれるのは、「生産者との近さ」があるから。それは、距離の近さだけではなく、関係性の近さも重要。こないだ、久々に酪農家さんと飲み倒したけど、ああいったことが重要だったりするのでした。
さすが全国紙。本当にありがたいことに、いろんなところから、この記事に対する反響を頂きました。そして、やっていることに間違いはない、と、確信したことでした。取材にご協力いただいた酪農家の鹿嶋さん、ありがとうございました。また、なかなか素敵な記事にして頂いた朝日新聞の記者さん、ありがとうございました。もっともっと、酪農家さんの取り組みや頑張りがお客様にダイレクトに伝えられるような商品作りに頑張って参ります。
これからも、どうかよろしくお願い申し上げます!