ひまわりコーヒー大福〔7133〕2022/10/26
2022年10月26日(水)晴れ!
少し肌寒い朝。秋も深まって参りました。温かいものが食べたい季節。
さて。昨日、お菓子の「浜幸」さんから「ひまわりコーヒー大福」が発売された話、書きました。高知の老舗、浜幸さん渾身の一作。一昨日発売で、11月末まで、浜幸さんの店舗にて販売されますので、ぜひ、お買い求めください!
ひまわりコーヒー大福。リープル大福に続くコラボ商品第二弾、ということで、昨日、早速たくさん買ってきて、みんなで食べました。食いしん坊のT副工場長の感想は「ひまわりコーヒーの味や!」。そう。毎日製造している工場の責任者が「ひまわりコーヒーの味や!」と叫ぶくらい、よくできた大福。とても美味しゅうございます。さすが、浜幸さん。
で、こないだ「てんぷら」について調べたように、今朝は「大福」を調べてみました。ウィキによると、1772年、つまり江戸時代中期に、江戸、小石川御箪笥町のおたまという女性が考案し、「腹太餅(はらぶともち)」として売り歩いたのが始まり、という説が一般的らしいね。で、寛政の改革の頃には行商が焼きながら売り歩く熱い大福が流行した、とあります。
1772年から寛政の改革の間は、15年ばかり。その間に何があったか。それは、天明の大飢饉。天明の飢饉前までは、比較的安定した気候が続いていたので、江戸文化もそこそこ発展し、賑やかになっておりました。そんな中で売られ始めた「腹太餅」。その直後の大飢饉の最中、どんな感じだったんでしょう。お餅どころではない状況もあったと思いますが、そんな大飢饉をくぐり抜け、飢饉明けに流行を迎えた「腹太餅」。
その後、「腹太餅」は「太腹餅」になり、縁起の良い「大福餅」となった、という説を、ウィキでは紹介してますね。真相は、知りません。
そして、ウィキに書いているように、当初は焼いたものを「大福餅」、焼いてないものを「生の餡餅」と呼んでいたとのこと。そう。大福は、焼いたのである。僕の愛する「大言海」にも、こう書いてます。
だいふくもち
大福餅
漉餡に砂糖を加へたるを、薄き餅にて包みたるもの。又、餅に餡を包み、両面を鉄板の上にて炙りたるものも、あり。
現代だと、なんか違う種類の食べ物みたいやけど、それが「大福餅」だったのである。そこで。
生でも食べたけど、今朝は、焼いてみることに、しました。鉄板ではなくて、オーブントースターで焼きました。結果。この薄い餅は、普通の餅のようには膨らまないし、なかなか焼け焦げません。ちょっと焦げ目のついた、、そんなにはパリパリしていない、温かい大福が完成。それはそれで、美味しかったです。これからの寒くなる季節、オーブンで焼いて、ホットミルクを飲みながら食べるのも、いいかも知れない。
この薄くて柔らかい食感のお餅と餡子の組み合わせは、無敵だ。アイスにして雪見だいふく。イチゴをそのまま入れて苺大福。甘いものがとても相性がいいので、リープルやひまわりコーヒーとの相性も、最高なのでした。ああ、おいしかった。