汽笛一声新橋を〜〔7119〕2022/10/12
2022年10月12日(水)薄曇り
汽笛一声新橋を~
で、新橋横浜間の鉄道が開業したのが1872年10月14日。つまり、明後日で150周年ということで、いろんなところで特集が組まれたりしてますね。
明治維新後、日本の社会を劇的に変える原動力となったのが、鉄道。間違いなく、社会に一番の影響を与えたインフラが、鉄道だったと思います。ヒトやモノの流れを劇的に変えた、鉄道。その利便性、優位性は、明治維新からたったの5年で開業されたスピードからも推し測ることが、できます。
今朝の高知新聞にも特集記事が載ってました。開業時の横浜駅、新橋駅の立派なこと。明治政府の力の入れようがわかる、写真。
そんな訳で、劇的なスピードで広げられていった鉄道網。そして鉄道網が広がることにより、日本人に時間の概念が定着し、四民平等の感覚が芽生えていくことになった、とも言われてます。そう、この記事にも書かれてます。
そんな劇的インフラも、いつしか社会の変化の中で、性質が変化していったのはご承知の通り。国鉄は分割民営化され、地方の赤字ローカル線はどんどんと切り離され、消滅していった歴史。もちろん、鉄道が政治家と結びつき、不要な路線が増えていった過去があるのも事実。しかし、単純に採算不採算で鉄道の存在を決めてきたツケが、現在の、大都会一極集中社会を生み出してきたと言うても過言ではない、などと思ったりする訳です。この記事にもあるように、「公的支援」が必要。いや、「支援」と言うから間違うね。なんか上から目線やし。山間部のバス路線もそうやけど、採算不採算だけでやってしまうと、そこに負のスパイラルが働いて、どんどんと格差を広げてしまうと言うメカニズム。
ドル箱の新幹線を抱えるJR東海が、鉄道マニアは採用しない、と決めていると聞いたこと、あります。そもそもこんな区割りで分割してしまったのは、何故?
日本の国土、日本の未来を考える時、今一度鉄道の価値を再評価してみよう。スピードと大量輸送。地域社会の存続。この両立が求められていると思う、鉄道150周年。
で、左の記事。六角精児さん。僕は、彼のメンタリティ、好きです。まったり呑みながら、非日常を堪能する世界。それが鉄道。ぜひ、六角さんに、JRのエグゼクティブアドバイザーになって貰いたい。日本の未来の為にも。
誰かと顔が似てるかどうかは、知りません。