金鳥の夏、日本の夏〔7052〕2022/08/06
2022年8月6日(土)晴れ
広島に原爆が投下された日。その朝は、夏の太陽がギラギラ照りつける暑い朝だった、と言います。僕らは忘れてはならない日。平和のありがたさを噛み締めながら、今年も8月6日を迎えました。
夏。弊社本社棟では、朝のうち、クーラーを点けずに窓を全開にして過ごします。そんな時、重宝するのが蚊取り線香。この蚊取り線香の匂いは、僕らに郷愁と懐かしさを届けてくれるね。
で、いつも悩むのが、この二重渦巻きをどうやって分離するか。やり方がある筈だ、と思って調べてみたらありました。まあ、裏技と言うほどの技ではありません。こんな感じ。
中央部分を少し押して、そこから分離していく訳だ。まあ、いつもそれでやってます。それにしても蚊取り線香というのは奥が深いね。こんな、とても勉強になるページがありました。
金鳥蚊取り線香でお馴染みの「大日本除虫菊株式会社」の専務さんにインタビューした記事。
まず、何故、渦巻きなのか。嘗ては棒状だった。それだと40分くらいで終わってしまう。そこで創業者の奥様が、庭でとぐろを巻く蛇を見て、これよ、と閃いたとされてます。奥様、Good Job。テトラパック創業者の奥様の逸話を思い出す。
で、60cmの素材を2本並べて丸めていく方法を編み出したのも金鳥さん。それにより、効率化が図られ、場所も取らなくなり、そして毎朝引き剥がすのに苦労している訳だ。いや、2日に1回か。
で、この写真見ただけで、これは金鳥とわかるんですね。その理由は、こうやって左巻きになっているのは世界で金鳥だけだから。知ってました?世の中知らないことだらけ。
金鳥さんが「大日本除虫菊」という会社であるのは有名な話やけど、「金鳥」「KINCHO」というブランド名の方がずっとずっと浸透していて、世界の「KINCHO」なのでありました。
で、ここにも書いてるように「金鳥」という鶏は、いません。金鳥はニワトリのことで、「鶏口となるとも牛後となることなかれ」という、あの、有名な故事が由来なんだって。なるほど。だから箱にニワトリなのか。
ともあれ、メーカーのいろんな思いが込められている、蚊取り線香。
そうそう。商品名は「蚊取り線香」ではなくて「金鳥の渦巻」なんだそう。この、2日に1回分離するのに苦労する二重渦巻きには、大日本除虫菊さんの思いが込められている訳で、僕らは面倒臭がらずに丁寧に分離して、今日も蚊から身を守る。
地球上で一番人類を殺戮している動物は、蚊ですきんね。