夏はあけぼの〔7004〕2022/06/19
2022年6月19日(日)薄曇り
ちょっと、蒸せます。雨は降ってないけど湿度は高くて、蒸せる夜になりました。今朝6時前、会社へ行く途中の風景には霞がかかっておりました。梅雨の晴れ間を楽しもう。
ここは、日章小学校の前。青々と育ってきた稲と、三宝山の上に昇る朝日。そうか。もうすぐ夏至か。
香長平野の田んぼは、概ねこんな感じの生育具合。機能、岡山方面へ行ってたんですが、岡山平野では田植え、してました。随分と風景が違うことに驚かされる日本列島。
地理院地図で見ると、この十字の場所から東を撮影してます。これ見てすぐ気付くのは、この西には香長条里が見事に形成されてるけど、東の区画は自然地形のまま、ということ。これは、香長条里がつくられた時代には、こっから東は田んぼとしては利用されていなかった、ということを示している。と、思う。
何故なら、香長条里は、班田収授かなにか知らんけど、とにかく租税の計算をやりやすくする為に計画された壮大な事業で、税金計算の元になっていたから。条里がない、ということは、田んぼがない、ということにつながると思うんですね。知らんけど。
そこで、土地条件図を見てみると、こう。こっから東は、物部川の氾濫平野のようになってたんでしょうね。だから、税金の対象に、ならない。そんな風景が見えてくる気がします。
もちろん今は、こんな感じで良田広がる美しい場所。
地理院地図見てて、あれ?と思ったことがあります。地名が増えちゅう。そう。この東に「日章あけぼの」という地名が見えるけど、そんな地名、以前は無かったぞよ。そうか。あそこに造成中の「南国日章産業団地」が、そんな地名になったのか。既にGoogleマップでもこのように新しい町名として確立してました。ご近所なのにね。世の中知らないことだらけ。
ここは物部川の恵みによって、水が豊かな土地。空港にも近い。南海地震津波も、ここまでは遡上しない。地盤はそこそこ硬い。高知東自動車道のインターからしゅっと。そんな条件の良さから、結構賑わうんでしょうね、産業団地。
そんな訳で、弊社と都築紡績さんくらいしかなかった工場がなかった土地に、新しい町ができています。日章あけぼの。
今朝のあけぼのの時間帯に、撮影してきました。いや、今は夜明けが早いので、あけぼのはとっくに過ぎてました。明後日が夏至ですきんね。はやいもんだ。こないだ新年が明けたと思ったら、夏至。ああ。
一寸の光陰軽んずべからずが身に沁みる。