新宿から井の頭池へ〔6997〕2022/06/12
2022年6月12日(日)曇り
そんな訳で、まだ東京に居ます。今日、高知へ帰ります。
昨日は、関東高知県人会の主催による高知県人交流会がありまして、参加してました。お時間を頂戴して、ロングライフリープルの紹介などもさせて頂き、また、関東で活躍される高知県人の皆さんといろんなお話をすることができて、とても有意義でございました。みんな、頑張ってますねー。
今朝も5時から起き出して、走ってきました。昨日の朝は新宿から東へ、都心部を走り抜けましたが、今朝は反対方向。西へ西へと武蔵野台地を走る朝。心地よかったです。
新宿から甲州街道沿いに西進。段丘の尾根道を体感しながら西へ。そして、途中から井の頭通りへ。京王井の頭線に沿った、これも段丘の尾根道。そして人見街道という古い道へと入り、神田川まで下ってから神田川沿いに遡上して、井の頭公園。今日の目的地は井の頭公園でした。
ご承知のことと思いますが、井の頭池は、神田川の水源。井の頭池と三宝寺池と善福寺池から流れる水が、大都会江戸の水源となったのは、藩政期初期のこと。それだけでは足らんなってつくられたのが玉川上水。
で、井の頭池。
なんと。現在は湧水が枯渇して、深井戸からのポンプアップや、再処理水が使われてるんだって。この美しい井の頭池の風景が人工的なもの、と言われたら少し寂しい。原因は、この西の段丘に於いて水を汲み上げすぎたから、などと言われてますね。大自然ってのは偉大やけど、デリケート。
そもそも井の頭池とか三宝寺池とか善福寺池とかは、概ね標高50mのところにあって、武蔵野台地の段丘崖になってる場所。段丘の砂礫層と、その下の粘土層の間から湧き出している水が池になりました。粘土層の傾斜の問題もあるんでしょうかね。水は、粘土層の上を流れる。で、傾斜が緩くなってるところに水が溜まる。池になる。
ともあれ、江戸という大都市の成立には、武蔵野台地から湧き出てくる水が、大きな役割を果たしたことは間違いございません。今はもう、ほとんど湧き出てないという事実は衝撃的やけど、井の頭池の美しさを損なうものではありませんね。今朝も多くの善男善女が、早朝から歩いたり走ったり。いい公園です。
吉祥寺駅からJRで新宿へ戻り、シャワー浴びて、にっこり書いて。そろそろ、高知へ帰るとします。