ISSと地球の平和〔6903〕2022/03/10

2022年3月10日(木)晴れ!
昨日、物部川の記事のこと書いたので、今朝は物部川橋から物部川を撮影してきました。朝、5時の物部川。冬なので水量も少なく、静かな静かな物部川。
そして、北の空。一筋の白い線が見えるでしょうか。久々のISSが、写ってます。国際宇宙ステーション。シャッターを8秒解放してるので、ISSは線状に写っておりますね。国際宇宙ステーションには、ロシアもアメリカも欧州も日本も参加してて、このややこしい戦争状態がどのように影響を及ぼすのかが、とても心配。
幾度か書いてきたように、弊社独自の乳酸菌が、あのISSまで行ってきたのは2006年春のこと。バイコヌールで打ち上げられたソユーズがISSにドッキングするのをモスクワで見たのが、2006年4月1日。今から16年も前のこと。
あの頃、ロシアとの関係は比較的良好で、バイコヌールの、打ち上げ祝賀会場は友好ムードに溢れておりました。かつて、宇宙滞在の世界記録を持っていたクリカリョフさんと握手し、お話したのも、そのときのことでした。
クリカリョフさんは、旧ソ連の宇宙飛行士として様々なミッションに参加してきた技術者。幾度かミールで活躍してるんですが、1991年5月に打ち上げられたソユーズでミールに行った際には、ソ連の崩壊という事件に遭遇。そのゴタゴタで交替要因がやって来るのが遅れ、地球へ帰還したのは1992年3月。ソ連の宇宙飛行士として宇宙へ出掛け、帰還したときはロシアの宇宙飛行士になっていた、という訳だ。数奇な宇宙飛行士人生を送ったクリカリョフさん、温厚な紳士でした。長期滞在する宇宙飛行士の適正で最も大事なのは、人とおだやかさ、対人関係の円滑さとも言われますきに。
地球上でのゴタゴタが、宇宙にも影響を及ぼしてしまう。
僕らも行ったバイコヌール宇宙基地は、旧ソ連やけど、現在はカザフスタン。なのでロシアは、使用料を支払うことになっているそう。そして、この画面にも写っている完全自動ドッキングのシステムは「クルス」というもので、完全自動のドッキングシステムは、現在はクルスだけなんだそう。そしてそのクルスシステムを所有しているのが、ウクライナ。キエフで製造されているのが、クルス。ウクライナからロシアに販売されてて。これもロシアのシャクの種のひとつなんだそう。ああ、ややこしい。
で、あのISSヘ行く手段。スペースXのもあるけど、主力となる輸送手段はソユーズなんですね。こないだ、日本の某大富豪が乗って行ったのも、ソユーズ。
さあ。どうなるのか。
あの美しいISSの軌跡を見るにつけ、地球の平和を願わずにはいられない。