台座の下の、手形〔6899〕2022/03/06
2022年3月6日(日)晴れ!
良いお天気。昨日、無事、高知まで帰り着きました。やっぱし遠いね、九州は。でもまあ、とても有意義な出張となりました。その結果は、また、お話しますね。
さて。こないだ、弊社に「畜魂碑」が完成し、「畜魂祭」が執り行われた話、書きました。で、今日は、その「畜魂碑」の後ろ側がどんなになっておるのかを、書きます。写真に撮ると、こんな感じ。
この場所は、弊社創業者吉澤八洲夫翁の胸像の背後になります。なかなかいい場所やね。で、この手作り感満載の台座については、以前にも書いてます。そして、台座完成の時には気付かんかったけど、その後で気づいたこと、あります。台座の足元。
この台座の制作を担った社員さんの、手形とサインがセメントにしっかりと刻まれておるではないか。やるねー。やられましたねー。やられた。これで、この「畜魂碑」と共に、台座製作者の名前が残されてゆくことになったのでした。
いいね、こういう空気感。「あっぱれ」を差し上げましょう。日曜日の朝だけに。
著名人の手形で有名なのは、ハリウッド、チャイニーズシアターでしょうかね。行ったことないけど。手形って、その手形を押した本人のマーキングとしては、なかなかに優れてるとは、思います。そこに、その「本人」を感じることできますもんね。
ネットで調べると、日本では、こんな場所があるんだそう。浅草公会堂前の、その名も「スターの広場」。なんでも昭和54年からやってるそうで、僕が東京に住んでた学生時代には、既に存在してたんですね。知らんかった。世の中知らないことだらけ。
上に書いたように、手形足形は、その「本人」を感じることができます。そういう意味で、この弊社の近くには、とても有名な足形がありました。田村の弥生遺跡で発掘された、田んぼに残された弥生人の足跡。
そのレプリカは、高知県歴史民俗資料館や、空港の横の「やよい広場」で見ること、できます。2000年の長きにわたって、地面の下に残されてきた弥生人の足形。
その足形を見ると、弥生人のナマの姿が、圧倒的な臨場感で蘇ってきます。すごいよね。
そんなことからも、「手形」を残す、という行為は、それが押されたときの状況とか空気感とか、そんなものがそのまんま刻印されて封じ込められている、と言うても過言ではない、と、思うのであります。
この手形には、この台座を制作したときの「空気感」が、封じ込められて、います。